手作り布草履におすすめの材料 ■オランダメーカーの編み糸・ズパゲッティ
DMC Hoooked Zpagetti
(フックドゥ ズパゲッティ)
あらかじめ布糸になっている「ズパゲッティ」は、布草履を作る時に最適な編み糸のひとつ。材料は手作りするときと同じく、使わなくなったTシャツなどの古布です。
オランダのメーカー「フックドゥ」社が販売しているズパゲッティ。「Tシャツヤーン」とも呼ばれ、太くてしっかりしているので編みやすく丈夫です。カラーバリエーションが豊富なのも魅力です。
布草履の作り方流れ
洗濯機でも洗えるので、しっかり作れば2年ほどは履くことができる布草履。ここからは、初心者でも比較的簡単にできる作り方のおおまかな流れをご紹介します。
■①編み糸(布紐)を作る
シャツなどは、縫い目に沿ってはさみを入れていき、幅8㎝くらいに裁断していくと良いでしょう。シャツの胴体部分を切り分け糸状に伸ばしていくと、草履の右・左足に使用できます。
■②編み機(土台)を作る
編み糸を付ける編み機(土台)を作ります。針金ハンガーの両端を90度に折り曲げます。折り曲げたところに、ロープをひっかけて交差させ、洗濯バサミで留めます。作業がしやすいよう、テーブルにフックなどを付けてハンガーをひっかけましょう。
■③編み込む
Tシャツで作った布紐をロープに結び、結んだ部分とロープの結び目を指で押さえます。布紐を左右に交差させながら、つま先から編み始めるのがポイント。つま先部分ができたら、同じ作業を繰り返して本体部分を編んでいきます。
■④鼻緒を作って本体と結び合わせる
鼻緒にしたい長さの布を2枚準備し、2枚の布を合わせて端を結んで1本の細長い布にします。鼻緒になる部分のみ筒状になるよう縫っていき、真ん中を布紐で結びます。鼻緒の真ん中に結んだ紐を本体に結び付け、鼻緒の端を留めます。布草履に穴を開け、鼻緒の端を2回通して固定します。2本の鼻緒の間と裏側で固結びしたら、片足分の完成です。
■編み込む際のポイント
布紐の引っ張り具合いで布草履の大きさが決まります。編み始めに引っ張りすぎると布草履の幅が狭くなってしまうので、力を入れすぎないようにしましょう。編みながら、横幅が揃っているかこまめにチェックするのがおすすめ。自分の足に合うことを意識して編んでいくことがコツです。仕上げに上から押さえると、幅が揃いやすくきれいな布草履が出来上がりますよ。
手作り布草履キットのおすすめ4選
ここでは、布草履を手作りしたい初心者向けの制作キットをご紹介します。必要な材料がセットになっているので、ひとつひとつ買う時間がない方にもおすすめですよ。
手作り布草履制作キット① ■やさしい色合いが特徴の布草履
panami(パナミ)
健康布ぞうり やんわり ナチュラ
「パナミ」から販売されている健康布ぞうり制作キット。ナチュラのほかにも、和風テイストの「凛」シリーズがあります。
ニット布と鼻緒用布、ロープなど基本的な材料が入っており、針金ハンガー、はさみ、洗濯ばさみなどを準備するだけ。ナチュラルで落ち着いた色合いの布草履ができますよ。