おしゃれな布草履の作り方|はじめてでも簡単にできるポイント・手作りキットも
着なくなったTシャツや浴衣、古布のハギれなどを使用して手作りできる「布草履」。布生地のやわらかさが気持ちよい室内履きとして人気が高まっており、手作りする人や趣味として始める人も増えています。古布を再利用できることからエコにもなり、環境にやさしいのもポイント。この記事では、布草履の作り方が知りたいという方のために、はじめてでも簡単にできるノウハウや情報をご紹介します。ご自身ではもちろん、お子さまやお孫さんの夏休みの課題にもおすすめですよ。
手作り布草履の魅力
日本に伝わる伝統的な履物「わらじ」を、現代風にアレンジして作られた和のルームシューズ「布草履」。その魅力と、履くことによって得られるメリットなどをご紹介します。
■健康に良い
布草履をはくと、ふっくら柔らかい気持ち良さを感じられるだけではなく、健康的なメリットがあると言われています。布草履は足指で鼻緒を挟んで履くので、自然と重心が前にかたむき、足指や土踏まずの筋肉を効率良く使うことができるのです。バランスが取りやすくなるとともに程よく足ツボも刺激するので、足の冷え性や外反母趾にお悩みの方にもおすすめ。履いて健康になるルームシューズとして注目されています。
■衛生的に履ける
室内でも足は意外と汗をかくため、スリッパを履くときは衛生面も気になりますよね。普通のスリッパとは違い、Tシャツや浴衣などの素材でできた布草履は洗濯機で洗えるので、お手入れが簡単なのもメリットです。さらに、何度でも洗えて長く履き続けることができ、エコにもなる環境にやさしいルームシューズでもあります。
■子どもと一緒でも作業しやすい
ほかの手芸と違って、針など危ない道具を使う必要がないのも手作り布草履の魅力。手芸が初めてのお子さまやお年寄りの方にも簡単にできるので、夏休みの工作にもぴったりです。
布草履の作り方
布草履の作り方には、足を使って編む昔ながらの方法、または編み台という専門用具を使って編むのが伝統的ですが、手作り初心者向けには、吸盤式のフックや針金ハンガーを使って作る方法がおすすめ。どちらも100均ショップでも手に入るという手軽さもポイントです。
生地の選び方
布草履を手作りするにあたって、まずはどの生地で作るかを決めましょう。シーツや服、浴衣のほか、手芸で使った布のハギレなどを利用して制作することができます。それぞれの素材を使うときのポイントを説明します。
■古布・余り布ハギレ
手持ちの古布やあまり布なら基本的になんでもオーケーですが、初心者さんは、木綿素材やシーツなど薄めの布を選ぶのが良いでしょう。布が厚いほど難易度が上がってしまいますし、薄めの布を使った方が通気性が良いというのが理由です。
■Tシャツ
Tシャツ生地を使うときは、細長く裁断していき、長い紐(Tシャツヤーン)を作っていきます。ボーダーやストライプなど柄が入ったものもかわいいです。サイズは大きめのものを選ぶと作りやすいですよ。
布草履を手作りする際の材料
手作り布草履に必要な基本の材料、道具一覧です。
・好きな布生地(土台用、鼻緒用、前緒用ごとに準備)
・ビニールロープ
・ハサミ
・布糸
・定規
・編み機(ハンガーを折り曲げたものでも代用可)
・C型クランプ(100均で売っているもので可)
布草履の作り方によって使う道具も変化します。慣れてきたら違うパターンで作ってみるのも楽しいですね。