[2024年版]おすすめのお灸8選|初心者も自宅で使えるお灸の魅力や選び方を解説
東洋医学の治療法のひとつして行われる「お灸」。専門の医療機関で治療が受けられるほか、ご自宅で手軽に利用できるタイプの商品も販売されています。お灸はいくつか種類があるため、どれを使えばいいのか迷ってしまうことも。本記事では、お灸の種類や選び方のほか、市販されているおすすめ商品もご紹介します。ご自宅で使えるお灸が気になる方は参考にしてくださいね。
自宅で使えるお灸の魅力
お灸の魅力は、ツボを刺激することで肩こりや腰痛、冷え性、更年期障害などのさまざまな症状の緩和やリラックス効果が期待できる点。ご自宅で使えるお灸を取り入れて使用すれば日々の体調を整えることが可能です。使用回数を守ったうえでご自分のペースで取り入れられる点もメリットです。
市販のお灸の種類
お灸にはいくつか種類があり、市販されている商品にもさまざまなタイプが存在します。ご自宅でお灸を利用する際には事前に商品の情報を知っておくことが大切。市販のお灸の種類をご紹介するので、治療目的や使いやすさに合わせて利用しましょう。
■台座灸
「台座灸」は、台座の上に置かれたお灸に火をつけて使うもの。台座の裏にシールがついているので、はがしたあとに温めたい箇所に貼り、火をつけるとツボを刺激することが可能です。5分ほどの短時間で行うことができるので手軽さを重視したい人におすすめ。台座灸が難しいのは、ツボを正確に捉えなければ効果が薄い点で、初心者の方には難しく感じるでしょう。また、火を使うため、長時間温めると火傷をする危険性もあるため、扱いには注意が必要です。
■棒温灸
「棒温灸」は、棒状に作られたお灸に火をつけ、温めたい部位にかざして使うもの。お肌にお灸を置くことなく、ツボを温められます。広範囲を温められるため、ツボの正確な位置に使わなくても治療できる点がメリット。お灸を自分でやったことがない初心者の方におすすめです。棒温灸は手で持って行う分、手の届かない背中には利用しづらく、台座灸の使用を検討する必要があります。
■直接灸
「直接灸」は、直接皮膚の上にもぐさをを置いて火をつけ温める治療法。鍼灸院で行われている方法で、台座灸や棒温灸よりもダイレクトにツボを温め刺激します。直接灸はほかの方法よりも効果的ですが、火傷をする危険性や、終えるタイミングが難しく、初心者向きではありません。行う場合は鍼灸師や専門家の指示を受け、使用方法通りに行うことが大切です。
■火を使わないお灸
市販されているものには火を使わずに使えるお灸もあります。肌に貼るだけで、ツボを温めてくれるので、手軽に使えて便利。初心者の方にもおすすめです。ツボをピンポイントで温めたいときに効果的なパッチタイプと背中や腰の広い範囲を温められるカイロタイプがあるので、温めたい場所に合わせて選びましょう。
市販のお灸の選び方と注意点
お灸にはさまざまなタイプがあるため「使用目的」や「煙の有無」といった点を確認しておくと欲しい商品を購入できますよ。お灸を使用する際の注意点も解説するのであわせて参考にしてくださいね。
■使用目的で選ぶ
お灸は使用目的に合わせて選ぶことが大切です。初心者の方であれば、火を使わない商品で温熱レベルが低いタイプのものがおすすめ。40度程度の設定温度のお灸であれば、初心者の方でも心地よく利用できます。中上級者の方は、温熱の高いタイプのお灸を使うことでより効能を感じることが可能です。
■煙の有無で選ぶ
初心者の方でも火をつかったお灸を使いたい方は、煙の有無を確認することが大切。火を使っても煙が少ないタイプや出ないタイプもあるのでお好みに合わせて選択しましょう。火をつけたときに香りを楽しめるお灸もあるので、よりリラックスしたい方にはおすすめです。香り付きのお灸はプレゼントにも最適ですよ。
■お灸を使用する際の注意点
お灸は顔やお肌の弱い部分での使用を避け、熱さを感じた場合には取り外すなどして状況を確認してください。火を使わずに貼るだけのお灸の場合でも使用時間を守ることが大切。長時間行うと火傷や水泡ができてしまう可能性があります。
また、お灸は使い捨てのものがほとんどなので、1回使用した後は使いまわしすることなく、新しいものを使用してください。基本的に1日のうちのどのタイミングで施灸を行っても大丈夫ですが、入浴前後や食事前後、飲酒後、発熱時などの血行が良くなるときに行うと気分が悪くなることや火傷に繋がりやすくなるため注意しましょう。
市販で購入できるおすすめのお灸8選
オンラインショップでも購入できるおすすめのお灸を8つご紹介します。火を使わずに利用できるお灸から、初心者の方も使いやすい本格的な品まで、売れ筋商品を厳選しました。お灸を使いたいけどどんな商品を選べばいいのかわからない方は参考にしてくださいね。
市販で購入できるおすすめのお灸1 ■火を使わずに使えるお灸
セネファ
せんねん灸 火を使わないお灸 太陽
火を使わずに使える初心者の方にも使いやすいお灸。上部と下部についているシールをはがして気になる部位にはるだけと簡単。1日1回、3時間以内を目安にお使いください。
約40~50℃の温熱によって筋肉痛の緩和や疲労回復、血行促進などの効果が期待できる品。もぐさの匂いもほとんど感じないお灸です。皮膚に触れる部分には和紙が使われており、低温やけどがしにくい仕様になっている点も親切ですね。
市販で購入できるおすすめのお灸2 ■アロマのリッチな香りがプラスされたお灸
セネファ
せんねん灸 アロマきゅう
火をつけて使う台座灸はツボをしっかりと温めて刺激したい方におすすめです。アロマのリッチな香りがついているのでリラックスしたい方にぴったり。もぐさの匂いが苦手な方でも使いやすくなっていますよ。
台座には和紙がつけられ、温熱を下げるためのくぼみもついたおだやかな使い心地の品。初心者の方にも使いやすい台座灸です。
市販で購入できるおすすめのお灸3 ■良質のもぐさを使用した低温タイプ
山正
台座間接灸 長生灸 ソフト
山正の台座間接灸「長生灸」は、本格的なお灸ながらも扱いやすさが魅力の品。良質のもぐさを使用しており、昔ながらの直接灸のような熱刺激をピンポイントで与えられますよ。
高い熱が持続するハードタイプから低温のソフトタイプまで、4つのラインナップのなかから選択可能。ソフトタイプの商品は初心者の方も扱いやすいやさしい温度設定になっています。
市販で購入できるおすすめのお灸4 ■少し熱めの中上級者向けのお灸
大和漢
やわら灸 レギュラー
大和漢の「やわら灸 レギュラー」は、少し熱めのお灸で中上級者向けの商品です。自宅で行うお灸の施術に慣れてきた方におすすめ。もぐさの成分と熱の力によるダブルの効果がツボに働きかけてくれますよ。
初心者の方向けのソフトタイプのお灸もあるので、状況に合わせて使い分けられます。施灸のポイントの解説書がついているので初めての方にも使いやすい商品です。
市販で購入できるおすすめのお灸5 ■自宅で本格的なお灸ケアをしたい方に
セネファ
せんねん灸オフ レギュラーきゅう 伊吹
レギュラータイプの台座灸は温度の低いソフトタイプを使い慣れた方におすすめ。火をつけると同時にもぐさの温熱効果によって毛穴からエキスが浸透します。
お灸を使って自宅で本格的なケアをしたい方にぴったり。施灸する部位によって熱が足りないと効果を感じないときに利用しても便利ですよ。
市販で購入できるおすすめのお灸6 ■煙が出ないからお部屋で使いやすい
セネファ
せんねん灸の奇跡 煙の出ないお灸 ソフト
家のなかで煙を出したくない人におすすめの煙の出ないお灸。お灸の効果はそのままに煙はもちろん匂いも感じないアイテムです。
家のなかで気軽に使える点が大きな特徴の品。台座を厚くした温熱のおだやかなソフトタイプなので、お灸をはじめて行う方にもおすすめです。
市販で購入できるおすすめのお灸7 ■上質なもぐさを使った純国産のお灸
亀屋佐京商店
高級点灸用もぐさ使用 純国産のお灸 広重 ソフト
純国産のお灸・広重は上質のもぐさを使用して作られた台座灸。点灸用のもぐさの心地よい温熱と香りが楽しめるアイテムですよ。
台座のシールは粘着力を強くしているので、途中ではがれ落ちてしまうことなく利用できて便利。温熱のタイプはレギュラーとソフトの2種類があり、初心者の方や熱さが苦手な方にはソフトタイプがおすすめです。
市販で購入できるおすすめのお灸8 ■手に持って施灸する棒温灸のセット
セネファ
せんねん灸 琵琶湖A型 棒温灸もぐさ
棒温灸は、お肌にお灸を置くことなくツボを温められる品。一度の施灸で広範囲を温められ、コリや痛みをほぐすことが可能ですよ。
棒温灸用の器具も入っているので、購入したその日から手軽にお灸を楽しめるセット商品。台座灸に慣れていない方や初心者の方におすすめします。
お灸に関するよくある質問
■お灸はどんな症状に効果的ですか?
お灸は、腰痛や肩こりをはじめとする身体の痛みのほか、冷え性、更年期障害などの女性特有の症状の緩和に期待がもてます。また、ストレスによる自律神経の乱れを整える作用も。はじめての方でも使いやすいおすすめのお灸はこちらをご覧ください。
■初心者におすすめのお灸はありますか?
初心者の方には火を使わないタイプのお灸が扱いやすくおすすめです。火を使う商品の場合でも熱の低いソフトなタイプの商品が向いています。はじめての方でも使いやすいおすすめのお灸はこちらをご覧ください。
■お灸を行うタイミングと注意点は?
お灸は基本的に1日のうちのどのタイミングで行っても大丈夫です。注意点として入浴前後や食事前後、飲酒後、発熱時などの血行が良くなるときに行うと気分が悪くなる可能性があり、火傷に繋がる危険性も高くなるため避けましょう。