調理していても、食卓に並べても、食べても、思わず鼻歌を歌ってしまうくらい気分が上がる珍しい野菜たち。
しかもヘルシーなんだから、活用しないなんてもったいない!早速お野菜売り場で探してみましょう♪
鮮やかな色と苦みがアクセント トレビス
原産地:ヨーロッパ
旬:11月〜3月頃紫キャベツと似ているがトレビスはキク科、紫キャベツはアブラナ科で味も食感も全く異なる。結球しないタイプやロケット形のものも。赤紫色はポリフェノールの一種アントシアニンによるもので抗酸化作用が期待できる。
食べ方
葉が薄くてやわらかく独特の苦味が特徴。加熱すると苦味が増すので、生のままサラダやマリネで食べるのが定番。炒めて苦みを楽しむのもオツ。
いろいろな料理に使える コールラビ
原産地:地中海北部
旬:6月〜7月、11月〜12月カブの本体から葉っぱが生えたような見た目はインパクト大。アブラナ科の野菜で和名はカブカンラン(蕪甘藍)や球茎キャベツなど。ビタミンCを多く含み、キャベツの芯のような味わいでみずみずしく甘味がある。
食べ方
生でも加熱してもOK。味は淡白でクセがなく、サラダに入れるとシャキシャキ食感、スープや煮込み料理ではカブのようなホクホク食感を楽しめる。
カラフルで料理に映える スイスチャード
原産地:地中海沿岸
旬:春から秋ほうれん草と同じアカザ科の葉野菜。暑さ寒さに強く真冬以外はいつでも収穫できるので和名ではフダンソウ(不断草)と呼ばれる。強い抗酸化作用のあるベタレインのほか、βカロテンやビタミン、ミネラル類も豊富。
食べ方
クセが少なくシャキシャキとした食感。ベビーリーフはサラダに、育ったものはさっとゆでで和え物、炒め物や漬物など幅広い料理に使える。
ポタージュスープにすると美味 バターナッツかぼちゃ
原産地:南アメリカ
旬:8月~10月頃黄褐色や薄だいだい色のツルッとした皮とひょうたん形が特徴。下半分の種周りはねっとりとして甘みが強く、上半分は水っぽくあっさりとした味わい。通常のかぼちゃより食物繊維やビタミンC、カリウムなどの栄養が豊富。
食べ方
繊維質が少ないのでスープやお菓子作りにおすすめ。スライスしてソテーやフライにも。生食もできるので、千切りでサラダの具材にすれば彩りも華やかに。
華やかさなら迷わずコレ ロマネスコ
原産地:地中海北部
旬:11月下旬から2月中旬“世界一美しい野菜”とも言われるアブラナ科の野菜で花蕾を食べる。食感はカリフラワーのようにコリコリしていて味はブロッコリー似。緑黄色野菜に分類され、ビタミン類が豊富でビタミンCは野菜の中でもトップクラス。
食べ方
カリフラワーと同様、根元側かららせん状に房を切り離す。加熱すると甘みが増すため炒め物や揚げ物も下ゆでしてから使う。ゆでてサラダが一般的。
女性に嬉しい栄養が豊富 青パパイア
原産地:中南米
旬:8月~11月果物として食べるパパイアの未熟果。栄養価が高く健康野菜として注目を浴びている。特に消化や代謝を促進する酵素の含有量が野菜果物の中で最も高く“酵素の王様”とも言われる。近年では沖縄県産を中心に国産も流通。
食べ方
エグみが強いため必ず水にさらしてアク抜きを。千切りにしたタイ料理のサラダ「ソムタム」は有名。肉をやわらかくする酵素が多いので肉料理との相性も抜群。