■用途で選ぶ
シルバーカーの種類にも関係しますが、どのような用途やシーンで使いたいのかを考えて選ぶことが大切です。シルバーカーは軽量なものから重たいものまでさまざま。バスや電車などを利用して外出をする方には持ち運びやすさを優先させたコンパクトで軽量なタイプがおすすめです。近所への買い物の際に利用したい場合は、安定感があり大容量のボックスタイプが最適。座れる座面がついていれば休憩もできますよ。
■ハンドルの高さで選ぶ
シルバーカーはハンドルの高さが合っていないと操作しづらくなります。高さの目安は、「ご自身の身長÷2+5~15cm」が理想。例えば身長が150cmの方の場合、「150÷2+5~15cm」で、80cm~90cmのハンドルの高さの商品であれば操作しやすいです。適切な高さであれば、ブレーキ操作もしやすく歩行も安定。ハンドル位置が高すぎると腕や肘に負担がかかり、低すぎると腰に負担がかかるため、注意して選びましょう。
■キャスターの種類で選ぶ
シルバーカーのキャスターは「シングル」と「ダブル」の2種類が存在します。シングルは軽量モデルに搭載されていることが多く、ダブルは安定感があり、歩道の溝や穴などに落ちづらい点がメリットです。
■キャスターの仕様で選ぶ
キャスターは固定されているものと自由に動くフリータイプが存在。固定のものは直進しやすく、ハンドルをとられず真っ直ぐ進みやすくなっていますよ。そのほか左右に首振りできるキャスターがついた商品や360度フリーで回転するものがあり、小回りが利きやすい点がメリットです。
[タイプ別]シルバーカー4選
シルバーカーをタイプ別にご紹介します。「コンパクトタイプ」「ミドルタイプ」「ボックスタイプ」「アルミワゴンタイプ」の4つの種類のなかからおすすめの品を厳選しました。
コンパクトタイプのシルバーカー ■操作しやすいU字ハンドルタイプ
島製作所
テノールEVO
島製作所の「テノールEVO」は、クロコダイル調の座面がおしゃれなコンパクトタイプのシルバーカーです。操作が行いやすい「U字ハンドル」で歩行をしっかりサポートしてくれますよ。
杖立ても付いているので、普段使っている人には便利。片方のブレーキを操作するだけで、両後輪にブレーキが効くので、扱いやすいです。折りたたんで小さくすることも可能。安定感のあるダブルキャリーの商品です。
ミドルタイプのシルバーカー ■北欧風のテキスタイルがおしゃれ
幸和製作所
TacaoF(テイコブ)ルーティ2
幸和製作所が製造するミドルタイプの「TacaoF ルーティ2」は、大容量の収納スペースがついた座れるシルバーカーです。北欧風のテキスタイルがおしゃれな品。
ハンドルは調節できるため、一番押しやすい高さに合わせて使えます。座面はふかふかで長期間座っても痛くなりづらい仕様。前輪はダブルキャスターなので安定した歩行が可能ですよ。重量は約4.8kgと軽量な点が魅力です。
ボックスタイプのシルバーカー ■大容量の収納スペースとゆったり座れる座面付き
幸和製作所
TacaoF(テイコブ)エヴォーク
幸和製作所の「TacaoF エヴォーク」は、ボックスタイプのシルバーカーです。奥行きがあるのでゆったりと座ることができ、ひじ掛けもついてる商品。キャリーは、直進のほか、左右45度と360度の3通りの使い方ができるので歩行の際に便利ですよ。
ハンドル部分は5つのポジションに高さを調節可能。収納スペースの容量は24リットルで、最大12kgの荷物を運ぶことができます。重量は約5.8kgで使わないときには折りたたんでコンパクトにできる商品です。