■水彩紙
水彩画の仕上がりを左右すると言っても過言ではない「紙」。水彩画専用の「水彩紙」は、丈夫で発色も良く、にじみもコントロールしやすいので初心者でも美しく描くことができます。
多量の水での描き方に適した水彩紙 ■ぼかしやにじみなどもしやすい
muse(ミューズ)
ランプライトブロック
日本製の画材会社「ミューズ」の発売するコットン100%水彩紙「ランプライト」。やや温かみのある白紙で、価格のリーズナブルさも初心者におすすめする理由です。
水を多く使う水彩画に最適なブロックタイプです。絵の具を塗りすぎた場合でも、水を足したりふき取ったりすることで調整が可能。発色が良くぼかしやにじみなどの技法に適しているのもポイントです。
■パレット
水彩、透明水彩で使うパレットの素材にはプラスチック製や陶器、アルミ製などがありますが、プラスチック製のものが軽くて使いやすいので初心者にはおすすめ。100円ショップなどで売っているものでも十分対応できます。より長く使いたいならアルミ製、絵の具の混ぜやすさを重視するなら陶器製のパレットを購入するのもありです。
学校でも使われている水彩画パレット ■ほかの絵の具と混ざりにくい加工
サクラクレパス
パレット
子供のころ学校で使っていた方も多いのではないでしょうか。サクラクレパスのプラスチック製パレットは、シンプルで使いやすい初心者向けです。
18色が並べられる折りたたみパレットは絵の具をはじきにくい特殊な加工がされているのもポイント。色を入れるツボが深くなっており、ほかのいろと混ざりにくい工夫もされています。
水彩画初心者におすすめの題材
水彩画道具をそろえたら、さっそく描いてみましょう!と言っても、何から描こう?と迷っている方のために、初心者でも描きやすい題材をご紹介します。
■花
花や植物などは、絵葉書や実術アート作品でも良く使われる題材です。グラデーションなど水彩画の特性を活かした技法で表現しやすく、初心者の方は自分の好きな花や庭に咲いている花から描いてみると良いでしょう。
■果物
リンゴやオレンジ、ナシなど静物ジャンル題材として定番の果物は、使う色の数も少なく形もシンプルなので初心者でも描きやすいでしょう。花や植物と違い、球体のものが多い果物は立体感を表現する練習にもなります。
■風景
静物より少しレベルの上がる風景画題材。初心者がいきなりプロのように仕上げるのは難しいですが、山や海、空などは比較的描きやすいと言われています。平筆の使い方の練習をするのも風景画上達のコツのひとつです。
水彩画の描き方の基本・塗り方
実際に水彩画を描くにあたって、基本の描き方・色の塗り方を解説します。透明水彩・不透明水彩にかかわらずできる方法なので練習してみてくださいね。