■水やり
ミニ盆栽の用土の量はほかの園芸植物に比べて少ないため、乾きやすいという特徴があります。そのため、ミニ盆栽の水やりの回数は季節によって異なります。
春・秋は1日1~2回ほどを目安に、夏は乾燥しやすいので1日に2〜3回のペースで、土が乾くごとにたっぷり水やりをしましょう。冬は毎日あげる必要はなく、2~3日に1回、日中の暖かい時間帯にあげるくらいで十分です。長期間留守にする場合は、自動水やり機を活用するなど枯れないための工夫をすることをおすすめします。
■肥料
ミニ盆栽に肥料を与えるタイミングは特に決まっていませんが、成長期である春や秋が良いでしょう。ミニ盆栽用の肥料は、園芸ショップなどで購入することができます。
■剪定
ミニ盆栽にとって大切なのが、見た目を美しく整える「剪定」作業。全体のバランスを見ながら長すぎる枝や重なっている枝、上下に飛び出している枝を暫定ばさみで切ってください。枝と枝が交わらないように剪定するのがポイントで。定期的にチェックしてあげましょう。
■植え替え
ミニ盆栽はコンパクトサイズなので、根詰まりしやすいという特徴があります。健康に保つためにも、定期的な植え替えが必要です。植え替えのタイミングは植える植物の種類にもよりますが、成長が早いものは2~3年に一回、遅いものは3~4年に一回を目安にするとよいでしょう。成長期の春や秋ごろに行うのがベストです。
■初心者には苔玉ミニ盆栽もおすすめ
植木鉢ではなく、苔玉で作る「苔玉ミニ盆栽」も人気があります。ケト土と赤玉土を使うのが一般的な苔玉の作り方ですが、初心者には、お手入れが簡単な「ミズゴケ」を使った苔玉がおすすめ。テニスボールサイズにした苔玉で苗木を埋めるように置き、周りに苔を貼り付けます。それを鉢底ネットの上に置けば完成。1~2年に1回くらい植え替えをすると良いでしょう。
初心者におすすめのミニ盆栽6選
初心者でも簡単に育てられる盆栽をピックアップしてご紹介します。松柏(しょうはく)盆栽、花もの盆栽、実もの盆栽、雑木盆栽、苔玉盆栽など幅広いカテゴリの中から、お好みのミニ盆栽を見つけて下さいね。
高級品質のミニ盆栽・もみじ ■1年通して紅葉の美しさが楽しめる
ミニ盆栽 もみじ
「もみじ」は枯れにくく育てやすいので初心者にもおすすめ。盆栽ランキングでも1位になった、特選もみじのミニ盆栽です。
春には真っ赤な新芽、夏は美しい緑、秋は紅葉と、本物のもみじの木と同様に四季折々の姿が楽しめます。鉢の色と装飾が選べるのも魅力。敬老の日などの贈り物にもぴったりですよ。
四国・高松から直送されるミニ盆栽 ■職人によって育てられたミニ黒松
ミニ盆栽 黒松
通常の盆栽でも定番の常緑針葉樹のひとつ「黒松」を小さな盆栽でも。成長が早く丈夫なので初心者にも育てやすいです。
盆栽の生産地・高松で盆栽職人によって仕立てられたミニ黒松。育て方の手順書と肥料も付いており、水やりのタイミングなども分かります。窓際やキッチンカウンターに置いてもおしゃれですよ。
縁起物のミニ盆栽・南天 ■成長過程をもっと楽しみたい方にも
ミニ盆栽 苔玉 南天
育てる過程をもっと楽しみたいなら、実を付ける盆栽がおすすめ。暑さや寒さの温度差に強く、病気にもなりにくい南天は初心者にもぴったりです。
もみじのように落葉しないので葉の色の変化が一年中楽しめるのも魅力。「難を転ずる」とも言われ縁起物としても昔から親しまれてきたので、お祝いのプレゼントにも喜ばれますよ。