塩分濃度計を使うメリットや選び方|塩分をチェックできるおすすめ商品もご紹介
調味料や料理に使われている塩分をチェックできる「塩分濃度計」。減塩したい方や健康を気にされる方におすすめの塩分濃度計ですが、商品の種類が多く、価格帯も幅広いためどれを選べばいいのか迷ってしまうことも。本記事では、塩分濃度計を使うメリットや失敗しない選び方を解説。おすすめ商品もご紹介するので参考にしてくださいね。
塩分濃度計を使うメリット
塩分濃度計を使うメリットは、液体から固形物までの塩分を計測でき、塩分のとりすぎを防げる点。日本の味噌や醤油などの伝統的な調味料には多くの塩分が含まれているといわれ、知らず知らずのうちに摂取しすぎていることも。塩分の過剰な摂取は生活習慣病につながる恐れがあるため、気にする方は塩分濃度計で計測して減塩商品に変えたり、量を少なくするなどの対処が可能です。
塩分濃度計のタイプ
塩分濃度計は「スプーンタイプ」「スティックタイプ」「置き型タイプ」の3種類が販売されています。チェッカーのタイプによって計測におすすめの料理が異なるため、購入をお考えの方は、事前に用途や目的を確認しておくとよいでしょう。
■スプーンタイプ
スプーンタイプの塩分濃度計は、先端にスプーンのついた商品。汁物や液体の塩分を計測する際におすすめです。汁物は時間が経つと沈殿しやすいことから、底も一緒にまんべんなくかき混ぜて計測することができ、塩分の誤差を軽減することにもつながります。スプーンタイプはすくって計測するほか、液体につからせた状態で計測するタイプの商品もあるため、事前に使用方法を確認しておくとよいでしょう。
■スティックタイプ
スティックタイプの塩分濃度計は先が細くなった部分にあるセンサが反応し塩分を計測する仕様の商品です。汁物以外に炒め物や煮物などの計測にも使えて便利。スプーンタイプの塩分濃度計に比べて、計測できる料理の幅が広いので、いろいろな料理の塩分濃度を計測したい方におすすめです。
■置き型タイプ
スプーンタイプやスティックタイプのほかに調味料や食材を塩分濃度計に直接乗せて計測するタイプの商品も販売されています。液体のほか固形物の塩分濃度を知りたい方におすすめ。精度が高い品が多く、塩分に気を使う方に選ばれていますが、ほかのタイプに比べて価格が高く、10万円を超える商品も販売されています。
塩分濃度計の選び方
塩分濃度計は商品タイプのほか、計測できる範囲や温度、精度などに違いがあります。最適な商品を選択したい方は事前に選び方を確認しておきましょう。
■計測できる範囲で選ぶ
塩分濃度計の計測できる範囲は商品によって異なります。一般的には0.1~5.0%の範囲で計測できるアイテムが主流。価格によって0.0~10.0%など計測範囲が広くなります。細かく塩分を計測したい方は幅広い範囲の塩分濃度計を選択するとよいでしょう。
■計測できる温度で選ぶ
塩分濃度計を選ぶ際には、計測できる温度も事前に確認しておきましょう。計測できる温度の範囲が広いと冷たいスープや温かい食べ物まで利用可能。冷たい料理の塩分計測も想定している場合は0℃やマイナスから測れる商品、熱いスープや食べ物の場合は50℃や60℃まで測れる塩分濃度計を選択しましょう。
■計測精度の高さで選ぶ
塩分濃度計は、計測精度の高さも確認して選ぶことが重要です。精度が低いと実際の塩分濃度と差が出てしまうため、参考にならない場合も。精度は0.0%から計測できる商品が多く、0.01%刻みで数値を出してくれる商品であれば、より詳しく知ることが可能です。
■表示タイプで選ぶ
塩分濃度計の表示はさまざまあるため事前に確認して使いやすい商品を選ぶことが大切です。調味料や作った料理の塩分を手軽に知りたい方には「段階表示」タイプの品がおすすめ。濃いのか薄いのかをおおよその数値に表示してくれるので手間が少なくて便利です。細かく塩分の濃度を計測・管理したい方には、「デジタル表示」がおすすめ。使う目的や用途によって表示タイプを選択しましょう。
■防水の有無で選ぶ
塩分濃度計は使った後に水洗いできる防水設計になった商品と、汚れを拭き取って使う丸洗いできないタイプの商品に分かれます。防水設計の商品であれば、計測し終えた後も衛生的に保つことが可能。拭き取るタイプは、使用後にキレイにして乾かしておくことが求められます。塩分濃度計を頻繁に使う方は防水設計になった水洗いできる商品がおすすめです。
[タイプ別]塩分濃度計おすすめ8選
塩分濃度計のおすすめ商品を8つご紹介します。「スプーンタイプ」「スティックタイプ」「置き型タイプ」の3つの種類から厳選しました。塩分濃度計の購入をお考えの方はぜひ参考にしてくださいね。
スプーンタイプの塩分濃度計おすすめ3選
塩分濃度計のなかで汁物の計測に向いているスプーンタイプの商品を3つご紹介。スプーンタイプの商品はスプーン部分を取り外してスティックタイプの塩分濃度計として使える品も販売されています。手軽に塩分濃度がわかる段階表示のアイテムと、細かな確認ができるデジタル表示のアイテムのなかから厳選しました。
スプーンタイプの塩分濃度計おすすめ1 ■塩分濃度を6段階で表示
オーム電機
塩分計 塩分計る君
オーム電機の「塩分計る君」は、スプーンタイプとスティックタイプの2種類の計測が可能です。スプーン付きなので液体の塩分濃度を知りたい方におすすめ。塩分濃度を6段階で表示してくれますよ。
使用できる温度は10℃~40℃なので、温かい料理の塩分を計測する際にも便利。説明書のほか電池もセットになった商品です。
スプーンタイプの塩分濃度計おすすめ2 ■シンプルな操作性で使いやすい
タニタ
電子塩分計 しおみスプーン 防滴タイプ ホワイト
タニタの電子塩分計「しおみスプーン」は、3段階の塩分濃度をLEDで表示。60℃~80℃までの範囲が測定可能で、温かいスープの測定に最適。測定範囲は0.6~1.2%です。
ボタンを押すだけで計測できるシンプルな操作性のアイテムは使いやすさが魅力。毎日手軽に計測したい方にぴったりの商品ですよ。
スプーンタイプの塩分濃度計おすすめ3 ■塩分濃度を細かく知りたい方におすすめ
佐藤計量器
塩分濃度計 SK-5SII
佐藤計量器の塩分濃度計は、スプーンタイプとスティックタイプで計測できるアイテムです。8分割で濃度レベルを表示し、塩分濃度に加えて温度の測定も可能。
温度範囲は0~60度までなので冷たい調味料や温かい料理にも使えます。測定範囲は0.01~5.0%とわずかな塩分もしっかり計測。デジタル表示なので塩分濃度を細かく知りたい方におすすめですよ。
スティックタイプの塩分濃度計おすすめ3選
スティックタイプの塩分濃度計は汁物から煮物など、幅広い料理の塩分を測れる点が特徴。いろいろな料理の塩分濃度を計測したい方におすすめです。防水設計の商品も多いので丸洗いできて清潔に保てる商品が欲しい方にも最適。スティックタイプの塩分濃度計を3つご紹介します。
スティックタイプの塩分濃度計おすすめ1 ■約3秒で測定完了の塩分濃度計
ドリテック
塩分濃度計
ドリテックの塩分濃度計は、約3秒で計測が完了する商品です。測定範囲は0.1~5.0%までなので濃い味付けの煮汁の塩分濃度も計測可能。
防水性能の高い「IPX7」の商品なので、汚れがついても丸洗いでき、いつでも清潔に保てますよ。おいて保管するほか、吊るしておくこともできて便利。0~90℃の温度の料理を計測できるアイテムです。
スティックタイプの塩分濃度計おすすめ2 ■味の濃さが簡単にわかる味覚レベル表示付き
エイシン
デジタル塩分濃度計
エイシンのデジタル塩分濃度計は、塩分濃度と同時に「からい」「ふつう」「うすい」の味覚レベルを6段階のメーターで表示してくれる商品。計測スピードは約5秒と早く、操作ボタンを押すだけの簡単操作で計測できます。
計測が終わった後はブザー音が鳴ってお知らせ。料理の適切な塩分がわかる早見表も参考になる商品ですよ。
スティックタイプの塩分濃度計おすすめ3 ■自動でオン・オフが可能な高性能塩分計
タニタ
高密度デジタル塩分計
タニタの高密度デジタル塩分計は、みそ汁やスープなどにスティックの先端をつけるだけで自動で電源が入り、測定終了時にはバイブレーションでお知らせしてくれる優れたアイテム。使い終わった30秒後には自動で電源がオフになります。
5~90℃までの塩分濃度が計測できるので常温から温かい飲み物まで幅広く対応。0.0%の無塩食から5.0%まで測定できます。防水設計なので水洗いして清潔に使い続けられる商品ですよ。
置き型タイプの塩分濃度計おすすめ2選
置き型タイプの塩分濃度計は、液体から固形物の食品に含まれた塩分まで計測できます。価格は高額な商品が多いですが、食べるものの塩分濃度を細かく計測したい方におすすめです。置き型タイプの塩分濃度計のおすすめ商品を2つご紹介します。
置き型タイプの塩分濃度計おすすめ1 ■高精度の測定が可能な高級塩分計
アタゴ
デジタル式 塩分計ES-421
アタゴのデジタル式塩分計は、商品のセンサ上にみそ汁や醤油などの液体を少量入れるだけで測定が可能。食塩の濃度0.99%以下の場合、±0.05%の範囲で高精度の測定ができる商品です。
計測結果は大きな文字で見やすく、2個のスイッチを使うだけのシンプルな設計。高精度の塩分濃度計を求める方におすすめします。
置き型タイプの塩分濃度計おすすめ2選 ■コンパクトで精度の高い塩分計
堀場製作所
LAQUAtwin Salt
堀場製作所の塩分濃度計は液体や小さく切った固形物をセンサに乗せた計測が可能。コンパクトなタイプなので、手で持ってスープなどをすくって計測することもできます。
防水仕様なので、しっかり洗えて清潔に保てる品。測定範囲も広く、精度も高いアイテムですよ。