●宮本氏の自伝的小説で生きているうちに完結されると
言われていましたが、宮本氏のお父さんの生き方が優しく
人に騙されながら全て失う…
切なく胸が熱くなりますが そのことを淡々と描かれ、
いずれ大成する宮本氏の根底になっていると
思われるところです。(60歳・女性)
■『西蔵旅行記(チベット旅行記)』 河口慧海
●著者の河口慧海は仏教学者であり探検家。
1899年から6年にわたり、チベット山脈を踏破した
壮大な物語。
この模様は最近テレビ放送され話題になった。(82歳・男性)
■『孟夏の太陽』 宮城谷昌光
●4世代にわたる、一族の物語の短編集。先生の作品は、
何れかにハマると、時間の縦軸と同時代の横軸の複雑に
絡み合った他の人物の作品が、別の角度から
描かれている作品へと、広がってゆける。(50歳・男性)
■『こころのふしぎ なぜ?どうして?』 村山哲哉
●子供向けの本でわかりやすい。人間的に考えさせられたり、
質問されても答えにくいものの答えが書いてある。(53歳・女性)
■『苦海浄土 わが水俣病』 石牟礼道子
●一度読んだら忘れられない命の文学。
末永く読み継がれるべき作品。(65歳・男性)