水墨画を趣味にしよう|初心者向け基本のノウハウ・描き方のコツを解説!
「水墨画を趣味にしたいけど何から始めていいか分からない」という方へ。この記事では、初めて水墨画に挑戦するための水墨画関連情報、必要な道具、基本の描き方を解説します。練習のコツや水墨画の代表的な技法、初心者向けの題材、独学で水墨画を学びたい方におすすめのレッスン本もご紹介します。日本の文化を象徴する伝統的なアート「水墨画」への興味・関心をさらに深めていきましょう。
水墨画とは
中国で発祥した水墨画は、日本にも古くから伝わる伝統的な絵画様式のひとつ。墨と筆のみで描かれるシンプルかつ豊な表現が特徴で、その繊細さに魅了される人も多いです。「水墨画ってなんだか難しそう」というイメージがあるかもしれませんが、花や竹などの題材なら、初心者でも手軽に始められます。一色のみで表現するアート、水墨画の魅力をこの機会に体験してみませんか。
水墨画に必要な道具
ここでは、水墨画を描くために必要な基本の道具、またおすすめ商品をピックアップしてご紹介します。
・筆
一本だけでも大丈夫ですが、大きい線を書くための筆、細い線を描くための筆が一本ずつあると便利です。
・墨
書道の授業で使ったような固形の煤(スス)を使います。また、ボトル入りの墨汁もたくさん販売されているので、初心者にはそちらがおすすめです。
・紙
画用紙やスケッチブックなどの紙でも代用は可能ですが、水墨画を描く際は「画仙紙」という紙を使うのが一般的です。書道用の半紙は、水分を含み過ぎるとやぶけやすいので注意しましょう。
・絵皿
墨汁を入れるお皿です。最初は一つで十分ですが、慣れてきたら、薄い墨を入れる用・濃い墨を入れる用の皿を準備して使い分けてみましょう。
基本以外にあると便利な道具は以下の通りです。
・下敷き
・筆洗用の水
・ティッシュやタオル
筆職人の手により作られた一点もの ■純イタチ毛を使用し筆のまとまりが良い
水墨画用品 墨運堂
面相筆 4号
ひとつひとつ筆職人の手作業によって作られた筆。手が届きやすい価格なので初心者にもおすすめです。
イタチ毛を使用しているので、コシがあり毛のまとまりが良いのが特徴。直線や極細の線も描きやすく、色彩筆として彩色にも向いています。
水墨画・書道に適した墨汁 ■固形墨の条件を備えた高品質
墨運堂 玄宗
墨液 200ml
固形墨のように描くことができる液体墨として開発された、墨運堂の「玄宗」シリーズ。商品説明には書道用とありますが、水墨画にも適しており、なおかつ初心者にもおすすめです。
書き味や墨の伸び、紙への浸透性にすぐれているのが特徴。紫紺系純黒の色調になっており、濃さを変えての表現が可能です。低温でも粘度の変化が少ないので、時間を置いても安定して使うことができます。
本格的な水墨画を目指したいなら ■奥行き・濃淡の表現もしやすい
水墨画用品 墨運堂 墨 青雲
本格的に水墨画を描きたいなら、墨汁ではなく墨を購入しましょう。すぐに使用しなくとも、後に大きな作品を製作するときのために事前に手元に置いておくのもありです。
青墨を使用し、透明感がありやや灰がかった暗めの墨色が特徴。重ね塗りをしても光りにくく、濃淡の表現も自由自在。画仙紙向きで、奥行きの演出にも最適ですよ。
初心者の水墨画の練習用に最適 ■発墨・書きやすさに優れた画仙紙
水墨画用紙 画仙紙 梅
数ある画仙紙の中でも、墨色・書きやすさともにバツグンの「機械漉 梅」。発墨も良く深みのある墨色なので、水墨画作品用の紙としてすぐれたクオリティを保持しています。
厚口でにじみも少なめなのも特徴。サイズはF-5、F-6やF-8などから選べます。初心者の水墨画の練習用にぴったりですよ。
水墨画だけでなく水彩画などのアートにも ■初心者でも扱いやすい丸い絵皿
陶器 絵皿
とき皿とも呼ばれる絵皿は、水墨画に適した平たいものがおすすめ。世界堂など大手の画材店などでも手に入ります。
濃度の調整がしやすい陶器製のしっかりした丸い絵皿。適度な重さで安定感もあり、初心者でも扱いやすいでしょう。10.5cm~15cmまで幅広いサイズ展開なので、日本画や水彩画を描く際にも最適ですよ。