家庭菜園のはじめかた|初心者におすすめの野菜|基礎知識をわかりやすく解説
自宅の庭でさまざまな野菜を栽培する家庭菜園を趣味にしたい、という人も多いですよね。でも「何から揃えていいかわからない」「枯らしてしまわないか心配」そんな不安を解決すべく、家庭菜園の始め方や準備する道具などの基本情報を解説します。初心者でも簡単に育てられる野菜もピックアップしてご紹介するので、失敗しない家庭菜園作りの参考にしてくださいね。
初心者向け家庭菜園の基礎知識
広いお庭がなくても、ランターさえあればベランダでも楽しめる家庭菜園。ここでは、必要な道具、育て方のコツなど初心者向けの基本情報を解説します。育てる楽しみ・食べる楽しみが味わえる魅力的な趣味「家庭菜園」を成功させるため、ぜひ参考にしてみてください。
■家庭菜園を始める際に準備する道具
まずは、初めての家庭菜園に最低限必要な道具をご紹介します。これだけそろえればあとは栽培したい野菜の種や苗木を準備するだけなので、それぞれの特徴や役割を正しく知ってから購入してくださいね。
■初心者向け家庭菜園に必要な道具①プランター
ベランダでの初めての家庭菜園には、コンパクトで場所を取らないプランターがおすすめ。栽培する野菜によって容量が異なるので、まず栽培する野菜を決めましょう。そのうえで置く場所やアレンジなども考えながら通気性が良いものを選びましょう。
初心者でも水やりのタイミングがわかる 忙しい方や外出の多い方にもおすすめ
不在時も安心 楽々 プランター 給水式
家庭菜園やガーデニングに最適なプランター。忙しい方や外出の多い方には、給水式のものがおすすめです。
水の残量が一目で確認できる水溜めトレイ付きで、初心者でも水やりのタイミングがわかりやすくなっています。サイドスリットで通気性も確保し、キャスターで移動もらくらくです。
■初心者向け家庭菜園に必要な道具②鉢底ネット・鉢底石
ベランダでの家庭菜園でプランターと一緒に使用するのが、鉢底ネットや鉢底石です。どちらもプランター内の底に設置するもので、プランターの底から土が漏れるのを防いだり、水はけを良くしたりする役割があります。
初心者にうれしい超軽量 ■使用後も再利用できる鉢底石
プロトリーフ
かる~い鉢底石
ガーデニング用品専門店「プロトリーフ」の「かる~い鉢底石」。プランターの鉢植えや根腐れ防止に効果がある軽石です。
崩れにくく劣化しにくいという特徴を持つ黒曜石を使用。1000℃以上の高温で処理し、無菌・無臭で排水性にすぐれています。使用後は土の改良材として再利用できるのも初心者にはうれしいポイントです。
■初心者向け家庭菜園に必要な道具③野菜用培養土
家庭菜園を成功させるための重要なポイントが、土選びです。自分で赤玉土や腐葉土をブレンドして自家製の土を作る方もいますが、初心者の方には、野菜栽培に最適な培養土を購入するのがおすすめ。特に夏野菜は良質な土を好むので、プランターにそのまま入れて使えるので便利です。
初心者でも野菜がぐんぐん育つ ■野菜・微生物も育ちやすい環境を作る
吉本花城園の ぐんぐん育つ培養土
ガーデニング用品専門店が作った、野菜や果物の栽培に最適な土。楽天用土ランキングでも1位になった商品なので初心者でも失敗が少ないでしょう。
12種類の原料をブレンドし、保水性と通気性をアップさせる団粒構造になっているのが特徴。大きな隙間と小さな隙間がバランス良く共存しているため、植物だけでなく微生物も生育しやすい環境を作ってくれます。
■ジョウロ
水やりに使うジョウロは、家庭菜園やガーデニング作業において必須です。大きさや形、デザインもさまざまなものが販売されていますので、庭の広さやプランターの数、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
屋外室内兼用で使える須知無タイプ 初心者にうれしい機能が詰まったジョウロ
丸福商店
屋外 室内 兼用 じょうろ
庭と室内兼用で使えるスリムタイプのジョウロ。ノズルが固定するので狭い家庭菜園スペースでも水やりがしやすいのが魅力です。
収納できる水差しアタッチメントが取っ手についているのもポイント。スタンダードな形状ながら、使い勝手にこだわった機能が詰まったアイテムです。
■ハサミ
家庭菜園で育てる野菜の管理や収穫作業に必要なハサミ。ガーデニングだけでなく、広いシーンで使えるものが初心者にとって使いやすいでしょう。
家庭菜園の作業に便利な万能ハサミ 持ちやすさを重視した設計
園芸はさみ 剪定ばさみ
持ちやすさにこだわったハンドルの設計で、長時間握っていても疲れにくい園芸はさみ。庭仕事以外にも使えるので、家庭菜園初心者におすすめの万能アイテムです。
錆びにくいメッキ加工がされたブレード表面に、ハンドル部分には柔らかく滑りにくい素材を使用。かわいいパステルカラー3種類から選べるのも魅力です。
■水やり
野菜や果物を元気に育てるには、家庭菜園に限らず水やりは必須。プランターや鉢植え栽培の場合は土の表面が乾いたらたっぷりと、地植えの場合は、根本の土が柔らかくなるまで与えます。真夏は、日中の高温で鉢やプランター内へのダメージを回避するため、気温が上昇する前の朝方に水やりをするのがおすすめです。
■肥料
家庭菜園で野菜をおいしく育てるための栄養となるのが肥料です。科学的にブレンドされた「化学肥料」、自然の植物や動物質で作られた原料を配合した「有機肥料」がありますが、与える量や時期は育てる野菜によって異なるので、確認してから選びましょう。
■害虫対策
地植えの場合、特に広いお庭や広範囲にわたる土地で家庭菜園をする場合は、虫や害虫を避けることは難しいもの。虫が付いてしまったときのことを考慮して、虫・害虫予防剤を準備しておくと良いでしょう。食品原料生まれの殺虫剤や、いやなニオイがしない殺虫剤、初心者にも使いやすいスプレータイプなどが販売されています。
初心者におすすめの食品添加物生まれ 害虫・病原菌をすみやかに退治
フマキラー
カダンセーフ
「フマキラー」の「カダンセーフ」は、食品添加物から作られた殺虫・殺菌剤スプレー。いやなニオイもなく、野菜収穫日まで何度も使うことができ初心者におすすめです。
アブラムシなどの害虫、病気の原因になる病原菌も退治。日本初、アオムシに効く食品生まれの農薬としても注目されています。
初心者向け家庭菜園におすすめの野菜
初めての家庭菜園におすすめの野菜を、種まきの季節ごとにご紹介します。プランターでも育てやすい野菜を中心に、人気の夏野菜、冬野菜、一年を通して長く収穫できるハーブなどもピックアップしました。
■[春夏]家庭菜園初心者におすすめの野菜
4月~5月が種まき時期の野菜は、サラダに彩りを添えてくれる夏野菜が多いです。
・ミニトマト
プランターやコンテナで育ちやすく、家庭菜園やガーデニング初心者におすすめのミニトマト。学校で育てたことのある方も多く、馴染みの多い野菜のひとつです。品種が多いので、味の好みで選ぶと良いでしょう。
・きゅうり
夏野菜の定番きゅうりも、家庭菜園やベランダ菜園におすすめ。種まきから収穫まで2か月前後しかかからないというのもポイントで、もぎたてのみずみずしい香りと味を堪能したい方はぜひ挑戦してみてください。
・ゴーヤ
程よい苦みが特徴の沖縄野菜「ゴーヤ」。成長が早く収穫がたくさんでき、葉っぱも多く緑のカーテンとして暑さをやわらげてくれるのも人気の理由です。プランターではもちろん、地植えにもおすすめの野菜です。
・ズッキーニ
5月が種まき・植え付け時期のズッキーニは、かぼちゃの仲間。たんぱくな味なので炒め物、煮物、揚げものなど調理法を選ばないのも魅力。カロリーが非常に低くダイエットにも最適な野菜ですよ。
■[秋冬]家庭菜園初心者におすすめの野菜
9月~12月に種まきをする野菜のおすすめは、日本人になじみの深いものが多いです。
・小ネギ
小ネギはふつうのネギよりも栽培が簡単にでき、初心者・プロ問わず家庭菜園に人気の野菜。プランターでも種まきから約2週間ほどで収穫ができます。日当たりの良い窓辺でも育つので、室内栽培から始めたい方にもおすすめです。
・シュンギク
すきやきなどのお鍋料理に欠かせないシュンギクも、実は栽培しやすい野菜。また、ほかの野菜と一緒のプランターで育てることにより害虫予防になるのもポイントです。
・サヤエンドウ
ほのかに甘い味が特徴のサヤエンドウも、家庭菜園初心者におすすめ。かわいい花も咲くので鑑賞用としても楽しめます。つるなし・つるありがあるので、お庭やベランダのレイアウトに合わせて選びましょう。
■[一年通して収穫できる]家庭菜園初心者におすすめの野菜
種まき時期が春夏、秋冬にできる野菜やハーブ類をご紹介します。
・ベビーリーフ
今やサラダの定番として人気のベビーリーフは、葉野菜の若葉のこと。緑だけでなく紫や赤、黄色っぽい葉など色どりも華やかなのが特徴です。やわらかいうちに収穫できるので初心者におすすめです。
・シソ
香りの良いシソの葉は、5月~9月ごろに種まき後30日ほどで収穫でき、一年を通して栽培できます。そうめんやそばなどの薬味に、サラダのアクセントに加えるなど幅広く利用できます。
・バジル
イタリアン料理に欠かせないハーブといえば、バジル。暖かい場所に置くことで春夏から秋にかけて収穫できます。強い香りなので、パスタやピザなどに添えるだけで存在感ばっちりです。
家庭菜園を趣味にして人生を豊かに!
自分で丹精込めて育てた野菜は、手料理でいただくとまた格別のおいしさ。まずは初心者でも手軽に栽培できる野菜からはじめて、無農薬野菜・果物に挑戦してみるのもおすすめです。おいしいだけでなく健康にも良い家庭菜園を趣味にして、毎日の暮らしをちょっと贅沢にしてみませんか。