初心者におすすめの観葉植物12選|基本情報や育て方のポイントも解説
観葉植物がお部屋やオフィスにあると、心も体も癒されますよね。そんなインテリアグリーンを趣味にしたい方に向けて、おすすめの観葉植物を厳選してご紹介します。初心者でも育てやすく枯れにくい品種を中心に、人気商品を集めました。基礎情報や基本の育て方も合わせて解説しているので、ポイントを踏まえながらあなたのはじめの一鉢を見つけてくださいね。
観葉植物が趣味におすすめな理由
観葉植物を育てたいけれど枯らさないか不安、という方もいらっしゃいますよね。実はポイントさえ押さえれば誰でも育てられる観葉植物は、趣味としてもおすすめなんです。その主な理由を解説します。
■室内や日陰でも育てられる
観葉植物は、もともと熱帯や亜熱帯に生息していたものがほとんど。そのため耐陰性(日陰に強い)を持っている観葉植物が多く室内や屋内でも栽培がしやすいんです。乾燥に強いもの、耐寒性にすぐれているものなど品種によって特徴が異なるので、初心者は事前に確認すると良いでしょう。
■頻繁に水やりをしなくても育つ
屋外で栽培する一般的な植物と違い、室内で育てる観葉植物は水を与えすぎると腐りや、害虫発生の原因になってしまうことも。まだ湿りが残っているうちは水やりはせず、土が完全に乾いたら与えるのが基本です。
■お部屋のインテリアに最適
置くだけで部屋の雰囲気が変わり、おしゃれな空間を演出できる観葉植物はインテリアにも最適。大きさや葉っぱの形もさまざまなので、置くスペースや自分の好みで選べるのも趣味として楽しむのも醍醐味です。
■リラックス効果・風水効果も
観葉植物の中には、マイナスイオンを発する品種や空気清浄効果が期待できる品種もあります。また風水的にも良い効果があるとされており、葉っぱの向きや形によって金運や仕事運をアップさせたり、リラックス効果のある観葉植物もあります。
観葉植物の育て方
室内で管理する観葉植物を育てるには、いくつかおさえるべきポイントがあります。場所や温度、水やりの頻度など品種によって異なるので、好きな観葉植物を育てる最適の環境づくりの参考にしてみてくださいね。
■置く場所
耐陰性のある観葉植物は日陰で育てられますが、基本的には日当たりの良い場所に置くのがおすすめです。まったく日光が入らない部屋に置いて置くと、弱りやすくなったり細く育ってしまう原因に。せっかく室内で育てる観葉植物なのでインテリアも意識しながら、ある程度太陽の光が入る場所を確保しておくと良いでしょう。
■温度
熱帯原産の観葉植物は、暑さには強いですが寒さには弱い品種が多いという特徴も。観葉植物を育てるにあたって、室内の温度を最低10℃以上はキープしましょう。温度が低すぎると葉っぱがダメージを受けやすく、枯れる原因にもなります。特に冬場は、冷たい空気の入りやすい窓際は避けて暖かい場所に置くようにしましょう。
■風通し
風通しの良さも観葉植物を上手に育てる重要なポイント。風通しが悪いと土が湿っている状態が続き、根が腐ってしまう場合もあります。カビや害虫を防ぐためにも、湿気が多くなりやすい夏場は扇風機を利用したり、定期的にベランダや庭に出しておくなど工夫して新鮮な風を取り入れるのがおすすめです。
■水やり
観葉植物のお手入れに欠かせない水やりは、基本的に表面の土が乾いたら行います。品種によって最適な頻度は異なりますが、水のやりすぎには注意しましょう。土だけでなく葉っぱにも水やりをすると害虫予防になり、大型の葉っぱには霧吹きで水を吹きかけるのもおすすめです。
■肥料の必要性
観葉植物栽培に肥料は必須ではありませんが、枯れそうになったときや葉焼けしそうなときは肥料を使うと良いでしょう。即効性のある液体と持続性のある固体の2種類があるので状況に応じて使うようにしましょう。
初心者におすすめの観葉植物12選
初心者にでも育てやすいおすすめの観葉植物をご紹介します。プロおすすめの品種、人気品種などバラエティー豊かに選んだので、お気に入りの一鉢を見つけてくださいね。
育てやすく定番人気の観葉植物 ■風水では金運アップ効果も期待

パキラ
観葉植物の中でも定番人気の「パキラ」は、耐陰性にすぐれているので日陰で栽培しやすい品種。大きさもミニサイズから大型まであり、室内のスペースに合わせて選べます。
編み込んだような幹の形とキレイに広がる葉っぱがおしゃれ。別名「マネーツリー」とも呼ばれ、風水的にはお金が貯まる観葉植物としても有名なので、新築祝いや事務所開業祝いなどにもおすすめです。
忙しい方にもおすすめの簡単なお手入れが魅力 ■魔除けや厄除け効果もある

サンスベリア
トラノオという別名を持つ「サンスベリア」は、サボテンなどに代表される多肉植物の仲間。固く厚みのある大型の葉っぱが特徴で、マイナスイオンを発するのも人気の理由です。
魔除けや厄除け効果があるとも言われ、日当たりの良い玄関や窓辺に飾るのがおすすめ。丈夫で乾燥に強く水やりを頻繁にする必要がないので、外出の多い初心者の方でも育てやすいでしょう。
最もポピュラーな観葉植物のひとつ ■ハンギングで飾るとおしゃれ

ポトス
明るい緑を好む方には「ポトス」がおすすめ。オフィスや美容室などで一度は見かけたことのあるほどポピュラーな観葉植物です。
定番の白と緑のマーブル模様のほか、もさまざまな種類があるのもポトスの特徴。空気をキレイにする効果もあり、ツルを伸ばす姿がおしゃれなのでハンギングインテリアにも最適ですよ。
インパクトある葉っぱが人気の観葉植物 ■どんなインテリアにもなじみやすい

モンステラ
切れ目の入った独特な葉っぱの形で人気の観葉植物「モンステラ」。寒さと乾燥にも強く、レースカーテン越しや日陰でも良く育ちます。
風水では恋愛や家庭運などの効果があると言われています。手のひらサイズから大型まで幅広い大きさがあるので、リビングやトイレなど置き場によって選んでくださいね。
幸せを運ぶと言われる観葉植物 ■ユニークなインテリアにぴったり

ガジュマル
「多幸の木」として知られる「ガジュマル」は、初心者からプロまで幅広いファンを持つ観葉植物。ユニークな根っこの形が神秘的な雰囲気も醸し出しています。
日本では屋久島などが有名な生産地なので暑さや日差しに強いのも特徴。植える鉢によって印象が変わるのでオリジナリティを出したい方にもおすすめです。
模様や色の変化も楽しめる観葉植物 ■存在感を出したいなら大型を

フィカス・アルテシマ
ゴムの木の仲間である「フィカス・アルテシマ」は、曲がった幹の形が印象的。存在感が欲しいなら大型、デスクなどに置くならミニサイズがおすすめです。
丈夫で耐陰性も高いので、一年通して明るい室内で育てることができます。黄色がかった明るい緑から落ち着いた緑色に変わる葉っぱの変化も楽しめますよ。
南国っぽい雰囲気が素敵な観葉植物 ■存在感があるので玄関にもおすすめ

アレカヤシ
ヤシの仲間の「アレカヤシ」は、ホテルやビルの屋内でよく見かける観葉植物。日当たりの良い場所を好み、育てやすいので初心者にもおすすめです。
新しい葉っぱが次々と生まれるかたわら、全体的にゆっくりと成長するので室内で長く楽しめます。縦横に広がる細い葉っぱがボリューミーで、南国風インテリアを好む方にも人気ですよ。
コーヒーテーブルにぴったりな観葉植物 ■さりげなく置ける癒し系プランツ

コーヒーの木
コーヒー豆から生まれた観葉植物「コーヒーの木」。光沢のある葉っぱがかわいらしく、癒し系インテリアとしてデスクやキッチンにおすすめです。
たくさんの日光を好むので日当たりの良い場所に置きましょう。コーヒーの豆になるのは長い年月を要しますが、育てる楽しみが味わえる観葉植物です。
丈夫で見た目もおしゃれな観葉植物 ■インテリアのアクセントになる

アイビー
ガーデニングプランツとして知られる「アイビー」は、観葉植物としても人気。室内でも良く育つので、初心者にもおすすめです。
葉っぱの切れ込みと白い斑模様が特徴的でおしゃれ。バスケットなどに入れてハンギングして飾ると、リビングルームや窓際インテリアのアクセントになりますよ。
愛の木とも呼ばれる観葉植物 ■迫力ある空間の演出にもおすすめ

フィロデンドロン・セローム
ギリシャでは「愛の木」とも呼ばれるフィロデンドロン・セローム。湿度にも強く耐寒性もあるので丈夫な観葉植物として初心者にも育てやすいでしょう。
横に大きく広がる葉っぱは、ギザギザとしたワイルドな形が特徴的。成長すると迫力が増すので、男性へのプレゼントにもおすすめです。
シャープでスリムな印象の観葉植物 ■アジアンリゾートのような雰囲気に

ストレチア・レギネ
すらりとしたスリムな姿が印象的な「ストレチア・レギネ」。南国アジアのリゾートのような雰囲気も演出できる観葉植物です。
しなやかでシャープな茎と濃い緑の葉っぱがスタイリッシュな空間にぴったり。乾燥や寒さに強く、たっぷりの日に当てて栽培すればオレンジの花が咲く可能性もありますよ。
5枚の葉っぱが花びらのような観葉植物 ■置いても吊るしてもおしゃれに飾れる

シュガーバイン
花びらのような5枚の葉っぱがキュートな「シュガーバイン」。ゆるやかに枝が垂れるツル性の観葉植物です。
空いているスペースを利用し、置いても吊るしてもおしゃれに飾ることができます。日の当たる場所を好みますが、直射日光は葉焼けの原因になるので半日陰がベストでしょう。
観葉植物を趣味にして日々の暮らしをもっと豊かに
初心者でも比較的簡単に育てられる観葉植物のおすすめをご紹介しました。水やりも頻繁に行う必要がなく室内で管理できる観葉植物は、仕事や家事で忙しい人にも最適。また、地植えをすれば屋外で育てられる品種もあるので、ベランダやバルコニーのちょっとしたスペースを利用して楽しむこともできます。まずは自分の好きな観葉植物から取り入れて、目も心も癒されるグリーンライフを初めてみませんか。