日焼けやマスク荒れなどで肌ストレスが増えている今、女性だけでなく、男性も肌をいたわることが大切です。
今回はこの季節にぴったりのスキンケアを紹介。
また、美しく輝く人の秘密にも迫ります。
9月も油断大敵 紫外線と乾燥に注意
夏の日差しは少しずつ柔らいでいきますが、4月から9月は特に紫外線が強い時期なので油断できません。涼しくなったからと、紫外線対策を怠ると一気にダメージを受ける原因に。紫外線ダメージの代表的なイメージは日焼けやシミを思い浮かべますが、コラーゲンにも影響大。紫外線がコラーゲンの線維にダメージを与えることで、肌のハリがなくなり、たるみへとつながります。
加えて、この季節は乾燥にも要注意。湿度が高いと思われがちですが、紫外線や冷房により肌は乾燥しやすくなります。また、マスク着用で、さらに乾燥しやすい状態に。マスクを着けていると、蒸れて肌表面は潤いがあるように感じられますが、これは肌内部の水分が熱のために肌表面に出ている場合もあります。マスクを外した瞬間、水分は失われ、肌が乾燥し、バリア機能が弱まり、傷つきやすい状態に。乾燥を防ぐためには、いつも以上に保湿に気を付けてケアすることが大切です。
日焼けや肌荒れ…男性もスキンケアを
今年の夏は、男性も日焼けの悩みを抱えています。日々マスクをして過ごすことで、うっかり「マスク焼け」をしてしまったという人が増えているそう。「日焼け対策=女性がするもの」と思わず、出掛ける前には日焼け止めを塗るなど対策をしましょう。
また、女性と違いスキンケアをあまりしない男性は、肌が乾燥し、水分不足を補うために皮脂が過剰に分泌しがち。ベタベタ、テカテカして見えてしまう原因に。ベタつきを抑え清潔感を出すためには、肌の潤いが大切です。スキンケアは面倒と思いがちですが、化粧水や乳液など複数の役割を1本で果たす男性用のオールインワン商品が多く発売されています。男性はひげそりで肌を痛めることも多いので、洗顔後の習慣にスキンケアを取り入れてはいかがでしょうか。
残暑のスキンケア
今の季節にぴったりのケア方法を紹介します
■潤いケア
化粧水・乳液をしっかりと
化粧水やクリームだけでなく、乳液もきちんと使いましょう。化粧水は潤いを与える、乳液は潤いを逃がさないように保つと、それぞれ異なる働きをします。乳液代わりに使われがちなクリームは、シミ・シワなど肌悩みに合わせた栄養を与えることが役割です。
へこんでいる部分も保湿
化粧水など基礎化粧品は、肌表面上にサッとつけるだけでは不十分。眉間や目尻のシワ、ほうれい線など、へこんでいる部分はつけにくい部位。全体につけた後は、小さな円を描くようにへこんでいる部分にもう一度、基礎化粧品をつけて。
◎化粧水はコットンに染み込ませて、ゆっくりと肌の上を滑らせると浸透しやすい。
自分の肌に合わせた量を
容器に書かれている1回の使用量はあくまで目安。触ってみて「肌がふっくらした」と感じるまで、化粧水を繰り返しつけることが大切です。自分の肌の状態に合わせて量を調整しましょう。加減が分からないときは、左右どちらかだけにつけて触り比べながら試してください。
■マスク荒れケア
デリケート肌用のものを使う
『ぐらんざ』6月号のアンケートでは、3割近くの人がマスクでの肌荒れに悩んでいると回答。マスクのひもや縁の固い部分が同じ場所を摩擦し続けることで、赤みやヒリヒリとした痛さを引き起こす原因に。そんなときは肌が敏感になっているので、刺激の少ないデリケート肌用の基礎化粧品を使いましょう。症状が続くときは、皮膚科に相談を。