お湯に酸素を含ませるために高い所から注ぎましょう。熱湯なので、飛び散ったお湯でやけどしないように気を付けて。
■6 しばらく蒸らす
細かい葉の場合は3分間、大きめの葉の場合は5分間、蒸らします。この蒸らし中にポット内で茶葉がジャンピングして、茶葉がしっかりと開き、紅茶の味・香り・色を最大限に引き出します。茶葉がすべて下に降りて落ち着いたら、蒸らし終わりです。
■7 少しずつ カップに注ぐ
緑茶を注ぐ要領で、濃さが均等になるようにそれぞれのカップに少しずつ紅茶を注いでいきます。
紅茶の種類を知ろう
紅茶は産地によりさまざまな種類に分けられています。ここでは代表的な4種類の茶葉について紹介します。
ディンブラ
スリランカ産。1200〜1600mの標高で栽培され、「セイロン紅茶の女王」とも呼ばれる王道の紅茶。バラのような華やかな香り。
キャンディ
スリランカ中部のキャンディ産。標高600~800mの比較的低めの土地で栽培された茶葉。クセがない丸みのある柔らかい味わい。
ヌワラエリア
スリランカ中部のヌワラエリア産。標高1600〜1800mの高地で栽培された茶葉。気温の高低差が大きいため、香り高く、心地よい渋み。
ダージリン
インド北東のダージリン産。標高300~2200mに至る険しい斜面、ヒマラヤから吹き降ろす風を受けて育つ。“紅茶のシャンパン”と呼ばれ、爽やかな香りとキリっとした渋み。
意外と飲んでいる フレーバーティー
フレーバーティーをご存知ですか? 茶葉に花や果実、香料などを加えたもので、バラエティーに富んだ香りを持つ紅茶の呼び名です。実は、良く知られるアールグレイもフレーバーティーの1つ。紅茶にベルガモットという、かんきつの香りをつけたお茶です。甘い香りが好きな人には、ピーチティーやアップルティーも人気。
飲み方で変わる、 紅茶の魅力
ミルクティーやレモンティーには、何も加えずに飲むストレートティーとは違った魅力があります。そのときどきの気分や体調に合わせて、飲み方も変えてみませんか。