本サイトはプロモーションが含まれています。

岡ちゃん 挑む! 気になるコト・モノ体験記①

岡ちゃん 挑む! 気になるコト・モノ体験記①


〝ぐらんちゃり〟に乗ってます

今月からコーナーを担当する岡ちゃんです。日々の暮らしの中で、気になることやものに挑戦します!

            ◇              ◇

 第二次世界大戦の英雄でもあったアイゼンハワー米大統領が心臓病で倒れた際に、治療にあたったダウドリー・ホワイト博士は、自らがサイクリングを趣味にしていたことから自転車に乗ることを大統領に勧め治療に成功した。自転車は〝乗るクスリ〟というわけだ。

 私も現役会社員時代から自転車通勤を続けている。片道10キロを4、50分かけてゆっくり乗る。健康診断で運動不足を注意されたことはない。何より、スピードより安全第一。「無事是、名自転車乗(ぶじこれ めいじてんしゃのり)」を心がけてきた。

 私の愛車は車体こそロードレーサー型だが、とっくの昔に、いわゆるドロップハンドルではなくなった。比較的前傾姿勢がゆるいクロスバイクについている一文字ハンドルも体が硬いのと、お腹が出ているのでつらい。ゆえにプロムナード型ハンドルに行き着いた。写真でも分かるように、いわゆるママチャリと呼ばれる日本国内ならどこでも見かける自転車の軽快車についているような乗り手からすると上方から手前にグッと曲がったハンドルだ。

 街乗りでは、空気抵抗を減らすための極端な前傾姿勢になる必要がないし、昔の殿様が馬に乗ったようなふんぞり返った姿勢になるので楽に乗れる。何より視界が広くなるので街角での急な飛び出しにも対応できる。人も車も少ない河川敷のサイクリングロードを走っていて気がついたが、景色も楽しめる。フランス語のプロムナードの意味は「散歩」だが、自転車で散歩をしている感覚だ。

 最近、国内の大手自転車メーカーのカタログを見たらプロムナードハンドルを装備した自転車が載っていた。コロナ禍のおかげで、いろんな世代の人たちが自転車を使うようになったのでユーザーから要望があったのだろう。世間より少しだけ早くプロムナードハンドルをつけていた私は愛車を「パパチャリ」とこっそり呼んでいた。シニアになり、このコーナーに敬意を表して「ぐらんちゃり」と呼ぼうかと思っている。

プロムナードハンドルの自転車に乗る筆者(岡ちゃん)


文・写真 岡ちゃん(岡田雄希)
元西日本新聞記者。スポーツ取材などを経験し、現在ブログやユーチューブなどに趣味や遊びを投稿し人生をエンジョイするぐらんざ世代。

関連するキーワード


岡ちゃん 挑む!

最新の投稿


「Ivy to Fraudulent Game」Vo&Gt 寺口宣明さん来福!

「Ivy to Fraudulent Game」Vo&Gt 寺口宣明さん来福!

群馬県にて結成されたスリーピース ロックバンド「Ivy to Fraudulent Game」。 「食物のツタ」のIvy、造語で「いかさま」のFraudulent とGame を掛け合わせてつけられたバンド名には、ツタのようにたくさんの人に音楽を張り巡らせるという思いと、良い意味で聴いてくれる人を裏切っていくような音楽をしたいという意味を込められています。 2年ぶりのフルアルバムを携えて、全国ツアー真っ只中の寺口宣明さん(ボーカル)にお話を伺いました。


ぐらんざ2025年11月号プレゼント

ぐらんざ2025年11月号プレゼント

応募締切:2025年11月19日(水)





発行元:株式会社西日本新聞社 ※西日本新聞社の企業情報はこちら