
ミュージカルの金字塔、4年ぶりに博多座へ
フランス文学の巨匠ビクトル・ユゴーが 世紀初頭・動乱期のフランスを描いた「レ・ミゼラブル」。1985年にロンドンで初演、日本では、1987年6月に帝国劇場で初演を迎え、以来繰り返し上演されているミュージカルの金字塔です。ジャン・バルジャンを追いかけるジャベール役の伊礼彼方さん。本公演で3回目の出演になります。
経験を積み重ねプレッシャーが楽しみに
初めてジャベールを演じたのは2019年。
「1回、2回目は、一生懸命ジャベールを作り上げようとしていました。孤独でほぼ誰とも絡まず、ずっと葛藤している役なので、始まった途端に毎回『もうやめたい!』と思うほど苦しかった」と振り返ります。
しかし3回目となる今回は、その苦しさやプレッシャーが不思議と楽しくなったそう。
「人間としても俳優としても成長したのだと思います。一生懸命やってきたことがストンと腑に落ちて、自然体で地に足がついたような感覚です。この不思議な体験を大先輩の駒田一さんに聞いたら『毎回新しい発見がある』と話してくれて、この作品に 年以上出演されている駒田さんがそうなら、更に続けていけばどんな景色を見ることができるのだろうと思っています」
ジャベールの人物像 大切にしている場面
「バルジャンとの対比で悪役のイメージを持つ人が多いと思いますが、そうではありません。彼なりの強い信念を持っている人物だと思います」とジャベールを表します。
さらに「一幕は、規律と正義を求める人物像。それが二幕で、バリケードでバルジャンに助けられたことをきっかけに、積み上げてきた『正しさ』に少しずつほころびが出始め崩れていきます。この『いつからこうなった?なぜ?』と葛藤し揺らいでいる切り替わりが見どころであり大切にしている場面です」と教えてくれました。
博多座公演は最高のパフォーマンスを
「『レ・ミゼラブル』は、まず楽曲が素晴らしい。そして物語としても多くの方々の人生を変え、感動させている名作。今回は、東京・大阪を経てブラッシュアップした状態で博多座へ行きます」と自信をのぞかせます。
博多座では、ロビーに並ぶ売店が好きで、本番前に行くとテンションが上がると話す伊礼さん。心もウォーミングアップされた最高のパフォーマンスを本公演で見せてくれそうです。
さあ、世界で最も有名なミュージカルに、心つかまれる覚悟で出かけましょう。
撮影:岩村 美佳
キャストスケジュールなど詳細は博多座HPをご覧ください。

『レ・ミゼラブル』の公演詳細情報です。福岡の演劇専用劇場 博多座の公式ウェブサイトです。博多座での公演に関する詳細情報を紹介しています。
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