ピュリツァー賞受賞 博多座初上陸の衝撃作
２０２５年の始まりを飾る博多座初上陸のミュージカル「ｎｅｘｔ ｔｏ ｎｏｒｍａｌ」。
トニー賞３部門、ピュリツァー賞受賞の名作で、 年に上演された上田一豪による日本独自の新演出版の再演です。宝塚退団後も確かな演技力と伸びやかな歌声でミュージカル界をけん引する望海風斗さんが、前回に続き主役のダイアナを演じます。
再演が決まった時の喜び 作品の見どころ
撮影：森山泰晴
「経験を重ねて、もう一度出演したいと思っていたので、率直にうれしかったです」と再演が決まった時の喜びを話してくれた望海さん。
物語は双極性障害を患う母親のダイアナと彼女の家族を中心に展開。現代における家族の在り方や心の病との向き合い方という社会的テーマが描かれます。
「家族とダイアナが、お互いや自分自身とどう向き合っていくか、それぞれが抱えている問題に家族でどうやって立ち向かっていくか。見てくださる皆さまの人生につながるような身近で起こっている問題も含んでいて、重たいだけではなくて共感してもらえる作品だと思います。そして、音楽も素敵です。ストーリーとは一見アンバランスに思えるロック調の曲がうまくかみ合っています」と見どころを語ってくれました。
特別なことではない 誰にでもある身近なこと
ダイアナを演じることを「最初は難しく考えて心配していた」そうですが、双極性障害についての資料や実際に病と闘っている方のブログなどを読み、理解していくことで「考えが変わった」と言います。
「自分とすごくかけ離れているわけではないと思いました。誰にでもある葛藤や苦しみと大きく変わらないのではないかと。身近に同じ悩みを抱えている方もいて、他人事ではないという思いで演じています」
２０２５年の 観劇初めを本作で
本公演は、博多座 年の幕開けを飾る１作目。「それは責任重大ですね！」と意気込みを見せながら「観劇初めにいかがでしょうか？ １年の過ごし方をこの作品を通して考えていただき、観劇後には新たな目標ができている。そんな流れになったらうれしいです」と語ってくれました。
空き時間があったら「イカの活き造りが食べたい！ あと明太フランスとゴマサバも！」と福岡の食にも興味津々。おいしいものをたくさん食べて新年の幕開けをパワー全開で駆け抜けてくれそうです。
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