「それを聞いて、すぐできる人もなかなかいないと思うんだけど」と、陰で公演を支える友近さんとのやりとりについて教えてくれました。
念願の博多座公演パワーみなぎるひと時
さて、今回の公演は、東京以外では福岡公演のみ。水谷さんが福岡を選んだのはなぜ?
「最初からぜひ福岡でって言っていました。コンサートは以前からやらせてもらっていたのですが、博多座さんのあの素晴らしいステージに立たせてもらったらいいだろうなぁっと、ずっと思っていました。福岡は人のノリもいいですし、食べ物もおいしいし、街全体がワクワクする感じがします」
コロナ禍での公演ということもあり、以前行われた明治座公演は心配もあったという水谷さん。
「でも、皆さん笑顔で観て下さって、やっぱり毎年続けたいと思わせてくれましたね」
コロナ対策として客席からの声援はなくとも、劇場全体の一体感を感じられたと言います。八さんも「伝わるしね。楽しんでくれているのは、絶対こっちに伝わるから」と力強くうなずきます。
「お客様との信頼関係というのでしょうか。『あぁ、やっぱりそう思ってくれたんだ』とうれしい。『これだけ観に来て下さるなら、明日も頑張ろう』ってこちらもなりますしね。これからまた50年頑張ります!」
「また50年やるの!? うそでしょ!」
「ふふふ(笑)。でも、お客様がまた舞台を観に行きたいわと思って下さる限り、続けたいと思いますね」
パワーみなぎる水谷さん、八さんたちの公演。思いっきり笑いに、元気をもらいに行きませんか。
山﨑智子=文
text:Tomoko Yamasaki