指南⑤ アングルを工夫してみる
何気ない風景でも、目線を変えてみるだけで面白い表情を発見することも。例えば、被写体を低い位置から撮影するローアングルでは、下にあるものがアクセントになり、インパクトのある写真に仕上がります。
「誰も撮らないアングルを見つけてみるのも、撮影の楽しさですよ」
指南⑥ 被写体に当たる光と影を活かす
写真では光と影のバランスが何より大切。光が当たっている部分だけの写真だと、のっぺりとした平面的な写真になってしまいます。自分が立つ位置を調節して、光と影どちらも映り込む場所から撮影すれば、立体感ある1枚になります。
よりプロらしく撮るためには…
■岡田カメラマンからアドバイス
これまでの指南ポイントでは、カメラの調整が必要のない撮り方をご紹介しました。撮影に慣れてよりプロらしい写真を撮りたいという方は、一眼レフカメラで絞りを調節して撮影することに挑戦しませんか。私のおすすめはパンフォーカスで撮る写真です。
パンフォーカスとは、写真の手前にあるものから奥にあるものまですべてにピントが合っているように見せる撮り方。絞り(f)を22、露出を-1に設定して撮影してみてください。そうするとパンフォーカスで撮影が出来るようになります。最初は写真が暗く感じるかもしれませんが、じわじわとその写真の良さに気づいていただけるはずです。