健康管理に役立つスマートウォッチ|利用するメリットや選び方・機能・おすすめ商品も
スマートウォッチとは、スマートフォンのようにタップやスワイプのできる腕時計型の「電子デバイス」のこと。スマートウォッチは時計でありながらスマートフォンと連動させることで着信やメールの通知などを受け取ることが可能です。また現在地の確認や電子マネーでの支払いなどさまざまな機能が付いているのも特徴。健康管理に使いたい方にぴったりの充実した機能が搭載されたモデルも多く販売されています。
スマートウォッチで健康管理するメリット
スマートウォッチで健康管理するメリットは、健康に役立つさまざまな機能が利用できる点と、データを1つの端末で確認・管理できる点。健康管理のために血圧を測定したり、歩数を数えたりする場合、それぞれに特化した血圧計や歩数計が必要になります。しかし、スマートウォッチが1つあれば歩数から血圧、睡眠状態などの把握が可能。また、スマートフォンと違い腕につけて使用できるため、ポケットやバッグなどから取り出す手間なく操作できるためとても便利です。
健康管理に役立つスマートウォッチの機能
時計として使う以外にさまざまな機能が備わったスマートウォッチ。健康管理に役立つ機能も充実しています。搭載されている主な機能をご紹介するので、事前に確認して必要かをチェックしてくださいね。
■歩数計
健康管理のために散歩やウォーキング、ランニングなどの運動を行う方は多いでしょう。スマートウォッチがあれば歩数計を持たなくても歩いた歩数を管理可能。GPS機能が搭載されている場合、移動した距離やペースなどのデータも確認できますよ。常に時計をつけている方は歩数計がなくてもスマートウォッチに変えるだけで対応できるため便利です。商品によっては、活動量計機能が備わっているものも。身体の揺れや運動の強さから消費カロリーを計測できますよ。
■心拍数の計測
スマートウォッチは心拍計としても活躍してくれるアイテムですよ。安静時の心拍数から運動をした際の心拍数も確認可能。心拍数は健康とも密接に関係しており、安静時の1分間の脈拍が120以上の場合は何らかの病気が疑われます。有酸素運動を行う際は、目標心拍数と比較しながら効率を高めたトレーニングを行うこともできます。
■血中酸素濃度の計測
血中酸素濃度とは、気管支喘息や肺炎などの呼吸器疾患にかかわる診断に利用される数値。血液中の酸素の量は、「血中酸素飽和度(SpO2)」と呼ばれ、99~96%が正常値で、95~93%程度になると疾患にかかっていることが疑われます。スマートウォッチでは、本体のケース背面から、手首の血管にライトを照射し、体内の「血中酸素濃度」を測定。商品によりますが、SpO2を測定する医療用の「パルスオキシメーター」と比較しても精度の高い数値が出せるといわれています。
■睡眠管理
スマートウォッチをつけて就寝した場合、心拍数の測定や加速度センサーによって身体の動きを検知することで、深い睡眠か浅い睡眠なのかを判断できます。商品によって異なりますが、寝ていた時間や睡眠の中断回数などを記録してくれることも。眠りの質を知りたい方に重宝される機能ですよ。
■血圧計
スマートウォッチは血圧計としても利用可能。健康管理の一環で血圧を測る方も多いと思います。自宅で計測できる血圧計も販売されていますが、商品が大きいことや腕帯をつけて測る際に手間を感じることも。スマートウォッチは手に着けているだけで、心拍数の測定と血流の測定を掛け合わせることで血圧を算出してくれます。医療機器として認可されていない商品が多いため、数値に若干の誤差が生じてしまう可能性はありますが、手軽に測定できる点がメリットです。
■心電図
心電図の検査もスマートウォッチで行うことができますよ。心電図の検査では、心臓が正常なリズムを示しているか確認でき、不整脈の一種「心房細動」なども検出可能。脈が不規則になる心房細動の有病率は年齢を重ねるとともに上昇し、高齢者患者の割合も増加しているといわれています。心電図検査ができるスマートウォッチの精度は標準的な検査とほぼ同じ程度の結果が得られるため日々確認できるのはうれしいメリットです。
健康管理に役立つスマートウォッチの選び方
健康管理に役立つスマートウォッチは商品によって搭載されている機能が異なります。選び方を失敗するとせっかく購入しても使いづらくストレスに感じることも。スマートウォッチやスマートフォンを使い慣れていない初心者の方は選び方を押さえておくことで、購入後もスムーズに運用可能です。事前に選び方のポイントを確認してぴったりのスマートウォッチを手に入れましょう。
■使っているスマートフォンのOSで選ぶ
スマートウォッチはスマートフォンで初期設定を行うことや連動させて使うことを前提に作られたアイテム。そのため現在お使いのスマホの頭脳にあたるソフト「OS」に合わせてスマートウォッチを選ぶことが重要です。iPhoneをお使いの方は「iOS」と連動可能なAppleのスマートウォッチが最適。「Android(アンドロイド)」スマホユーザーの方は、Android対応のスマートウォッチを選択肢するとすべての機能が使えますよ。スマホなしでも一部の機能は使えますが、すべての健康管理機能が使えない可能性もあるため、ご自身の持っているスマホに合わせて選択しましょう。
■機能性で選ぶ
スマートウォッチを選ぶ際は健康管理に役立つ機能が搭載されているのかを確認しましょう。多機能で質が高い商品は便利ですが、高額になりやすく、すべての機能を活用できない可能性も。はじめてスマートウォッチを使う方は、健康管理に必要な機能を絞って選択するとよいでしょう。
■使いやすさで選ぶ
スマートウォッチは使いやすさにも注意して選ぶことが大切。スマートウォッチやスマートフォンなどの端末を使い慣れていない場合、操作に慣れる必要があります。大手メーカーの商品であれば、ネットで使い方を検索すれば詳細が書かれている場合が多いので便利。機能だけではなく実際に使えるのかも確認して購入すると失敗が少なくなります。
■メーカーや価格で選ぶ
スマートウォッチは大手メーカーのApple(アップル)やGARMIN(ガーミン)などの海外製品のほか、日本メーカーの品も販売されています。価格相場は3万円~10万円ほどで、最新モデルや高性能なものほど高額。格安のスマートウォッチも販売されていますが、壊れやすいことやセキュリティ面が弱いものもあるため注意が必要です。
健康管理に役立つスマートウォッチおすすめ4選
健康管理に役立つスマートウォッチのおすすめ商品を4つご紹介します。海外の大手メーカーや日本メーカーの品のなかから人気商品を厳選しました。多機能で高額なモデルのほか、お求めやすいコスパの良いモデルもお届けします。健康管理のためにスマートウォッチの購入をお考えの方は参考にしてくださいね。
健康管理に役立つスマートウォッチおすすめ1 ■iPhoneユーザーにおすすめのスマートウォッチ
Apple
Watch Series 8 GPSモデル
iPhoneをお使いの方におすすめなのがAppleの「Watch Series 8 GPSモデル」です。心拍数や心電図、血中酸素のほか睡眠の質を記録するアプリなど健康管理に役立つ機能が満載。
歩数計や運動時の心拍数なども計測できるため運動を行っている方にもぴったりのスマートウォッチです。衝突事故や転倒した際に検出して自動で緊急通報してくれる機能や、すぐに助けを呼びたいときに使える緊急SOSボタンなども搭載されています。
健康管理に役立つスマートウォッチおすすめ2 ■Androidユーザーにおすすめの高機能モデル
GALAXY(ギャラクシー)
Galaxy Watch4
GALAXYの「Galaxy Watch4」は、Androidのスマートフォンを使用している方におすすめ。体脂肪率や体脂肪量、BMIなどを計測でき、健康管理に役立つ機能が充実したモデルです。
一般的なスマートウォッチにみられる心拍数や血中酸素濃度、睡眠計測のほか、ストレスチェックといった便利な機能も搭載。転倒検知機能によるSOS通知の自動送信も可能な多機能なスマートウォッチですよ。メンズもレディースもつけられるシンプルなデザイン。ブラックとピンクゴールドのカラーから選択できますよ。
健康管理に役立つスマートウォッチおすすめ3 ■血圧計の精度が高い!管理医療機器認証取得モデル
オムロン
HeartGuide
オムロンのスマートウォッチは血圧の測定が可能な品。血圧計の精度は、管理医療機器の認証を取得している精度の高さが特徴の商品です。家庭用の血圧計と同等の性能を持っているため、変動する血圧の測定に特化したモデルがほしい方にぴったりのアイテム。
歩数計や消費カロリー、睡眠時間の記録なども測定しスマートフォンへ自動で記録できます。iphoneとAndroidのどちらにも対応している専用アプリから初期設定や管理が可能です。
健康管理に役立つスマートウォッチおすすめ4 ■4万円以下!健康管理に使えるスマートウォッチ
GARMIN(ガーミン)
VENU Sq 2
Garminの「Venu Sq 2」は、4万円以下の価格で健康管理に役立つ心拍計や血中酸素濃度、睡眠計測などの定番の機能が使える商品です。「ストレス測定」も備わっており、深呼吸を促してくれる機能も利用可能。
一度の充電で約11日間稼働する長持ちバッテリー搭載で毎日外す必要がなくて便利。5気圧防水のアイテムなのでシャワーや雨の中でも使えますよ。24時間装着したまま健康管理をしたい方におすすめの商品です。