Q1 現在の収入源は何ですか?
ぐらんざ読者の収入源は、給与と年金がほとんどという結果となりました。老後資金2000万円問題で提唱されている、株などの資産運用で収入を得ているという人は少数派のようです。“運用”というと、まだまだ敷居が高く感じられる人が大多数なのではないでしょうか。また、巷に聞く子供などからの「仕送り」は約0.3%。子供が成人した後も頼らずに、自分たちだけで生計を立てているぐらんざ世代の姿が見えます。
Q2 現在の収入で支出は補えていますか?
アンケート回答者の1/4が、マイナス収支となっています。職業の有無で見てみると、職業有の方では18%、職業無しの方では31%がマイナス収支。
また、不足額は毎月3万1円~5万円が最多。金融庁の金融審議会による報告書では、夫婦ふたりの年金生活では毎月5万円程度の赤字になるという試算でしたので、マイナス収支の方は報告書に比較的近い金額と言えるでしょう。
Q3 老後資金は計画的に貯蓄していますか?もしくは計画的に貯蓄できましたか?
老後資金の計画を立てている・立てた人は77%に及びますが、実際に計画通りに貯蓄ができたのはその半数の38%。人生には思いもよらぬ出費がつきもの。なかなか難しいものです。また、別質問で今後の生活について伺うと、全体の65%の人が節約していくと回答。何が本当に必要で、不必要か見極めながら生活していくことが、これまで以上に求められているのではないでしょうか。
Q4 資産を子供に残したいと思いますか?
何かと話題になる遺産相続ですが、子供に資産を残したい且つ残せる人は38%と少数派。Q2で聞いた収支バランスの回答別に見ると、「残したい」は黒字の人が35%、赤字の人は21%と相関関係があるようです。一方で、「残す必要はない」は黒字の人が27%、赤字の人が21%。黒字の人は、お金の支出をロジカルに割り切って考えている人が多いのかもしれません。