本サイトはプロモーションが含まれています。

岡ちゃん 挑む! 気になるコト・モノ体験記⑭

岡ちゃん 挑む! 気になるコト・モノ体験記⑭


今の気分はCCRだったが…

 中学時代にカンニングの罪に問われた。英語の試験中に後ろの席の友人が鉛筆で背中を突いてきた。「リバイバルのスペルはRで始まるよな」と聞いてきた。私は「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、CCRじゃろうもん!」と得意げに言った瞬間、試験監督の教師から「お前、カンニング!」の声がかかった。教えたにもかかわらず両親からはこっぴどく叱られ、テストはもちろん0点になった。

 長かった緊急事態宣言が解除されたが気分が晴れない。長い雨が未だに降り続いているような気分だ。米国のロックバンドCCRの作詞作曲をしていたジョン・フォガティは1970年に「フール・ストップ・ザ・レイン(Who'll Stop The Rain)」を発表。当時、米国政府が積極介入していたベトナム戦争に対し、降り続く雨に例えて若者が抱える厭戦気分を歌った。翌1971年には「雨を見たかい」という曲が米軍のベトナム空爆時に使ったナパーム弾をイメージしている(本人は否定している)と米国で一時放送禁止になった。

 アホな中学生だった当時の私は、ジョン・フォガティの気持ちを理解していなかった。だが半世紀が過ぎ、コロナ禍を経験して歌詞にある「雨」が意味するやるせない気分が理解できるようになった。ホコリを被っていたギターを引っ張り出し、弾いてみた。

 練習に疲れて深夜にラジオをつけたら偶然、大学時代の親友でスターダスト☆レビューの根本要君の歌声が聞こえてきた。NHKラジオ深夜便の歌として「やっぱり会いたいよ」が流れていた。10、11月は毎日オンエアされているそうだ。根本君はこの曲を作るにあたって「皆さんに『明日は今日より絶対に楽しい』とイメージしてほしくて作った曲です。現実にはそう簡単に思うようにならないことも重々わかっています。でもイメージも持てずうつむいて暮らすより、絶対に希望はあるんだと信じることで変わることもあるはずです」と話している。

 CCRの「雨」をイメージにした楽曲も今の気分にぴったりだが、「やっぱり会いたいよ」はコロナ禍後の鬱々とした気分を振り払い、聞いているだけで元気にしてくれる。次にギターで挑む楽曲が決まった。


文・写真 岡ちゃん
元西日本新聞記者。スポーツ取材などを経験し、現在ブログやユーチューブなどに趣味や遊びを投稿し人生をエンジョイするぐらんざ世代。

関連するキーワード


岡ちゃん 挑む!

最新の投稿


第十九回博多・天神落語まつり 開催決定!

第十九回博多・天神落語まつり 開催決定!

福岡の秋は、これがないと始まらない! 「六代目三遊亭円楽名誉プロデュース 博多・天神落語まつり」の開催が今年も決定しました!


予算5,000円で男性が喜ぶ!家電プレゼント厳選10選【2025年最新】

予算5,000円で男性が喜ぶ!家電プレゼント厳選10選【2025年最新】

「男性へのプレゼント、何を贈れば喜ばれるだろう?」 そんなお悩みを抱えていませんか?特に家電は、こだわりを持つ男性も多く、ブランドや機能性を考えると予算5,000円では難しいと感じるかもしれません。 この記事では、予算5,000円程度で購入できる、男性が喜ぶ高コスパ家電を厳選してご紹介します。ビジネスシーンで活躍する便利なガジェットから、プライベートを充実させる実用的な日用家電まで、人気ブランドから選び抜かれた10商品をピックアップしました。 どの商品も使い勝手にこだわり抜かれたものばかり。誕生日や記念日、ちょっとしたお礼など、様々なシーンで喜ばれること間違いなしです!


50代のアイメイク完全ガイド|老け顔に見えないメイクのコツと厳選アイテム7選[2025年版]

50代のアイメイク完全ガイド|老け顔に見えないメイクのコツと厳選アイテム7選[2025年版]

50代になると、まぶたのたるみ・くすみ・シワなど、目元の変化の悩みが増えてきがち。「若い頃と同じアイメイクをしていたら、かえって老けて見える…」そんなお悩みを抱えていませんか? 実は50代のアイメイクには、年齢に合わせたやり方とアイテム選びが重要です。間違ったメイク方法では、目元が重たく見えたり、表情が暗く見えてしまう原因にも。本記事では、「50代でも老け顔に見せない」ためのアイメイクのコツをわかりやすく解説しつつ、アイブロウ・アイシャドウ・アイライナーなど、50代におすすめの厳選アイテムを紹介します。正しいテクニックとアイテム選びで、若々しく上品な印象の目元を手に入れましょう。


ぐらんざ2025年8月号プレゼント

ぐらんざ2025年8月号プレゼント

応募締切:2025年8月20日(水)



発行元:株式会社西日本新聞社 ※西日本新聞社の企業情報はこちら