【ぐらんざ人】宝塚歌劇団　宙組　桜木(さくらぎ)みなとさん×春乃(はるの)さくらさん

　３月の博多座は、毎回好評の宝塚歌劇公演。桜木みなとさんと春乃さくらさんがトップコンビとなった宙組が登場します。演目は、ミュージカル『愛するには短すぎる』とスーパー・レビュー『ＶＩＶＡ！ ＦＥＳＴＡ！ ２０２６ ｉｎ ＨＡＫＡＴＡ』の豪華２本立て。うららかな春に２人の「さくら」が華やかな輝きを放ちます。

　２００６年の初演以来、再演を重ねてきた名作『愛するには短すぎる』。ロンドンからニューヨークへ向かう豪華客船を舞台に、船上という限られた空間、４日間という限られた時間の中で生まれたつかの間の恋を美しく描くミュージカルです。

　財閥の御曹司フレッドを演じる桜木さん。
「（春乃が演じる）バーバラと再会し幼き日の恋心が燃え上がりますが、フレッドには婚約者がいる。道ならぬ恋なので、ロマンチックでもありハラハラドキドキするストーリーです。ファンの方から愛されている作品なので、楽しみですが、演じる上でハードルの高さも感じています」

　世界各地のＦＥＳＴＡをテーマにしたスーパー・レビュー『ＶＩＶＡ！ ＦＥＳＴＡ！ ２０２６ ｉｎ ＨＡＫＡＴＡ』。見どころを伺うと、第一声が「とにかく楽しいです！」と桜木さん。中詰め（ショーの中盤）にある「ＹＯＳＡＫＯＩソーラン」の場面が特にお気に入りだそうで「歌って踊って、お客さまにも声を出していただいて一緒に盛り上がりたいです」。春乃さんも「どの曲も素敵で、印象深いです。大好きな作品なので、お客さまと一緒に私も楽しみたいです」と話してくれました。

　トップ就任後、初の博多座となる２人。「組を率いることは、本当に責任重大で、身が引き締まる思いです。支えてくれる宙組の仲間がいる心強さを実感しています」と桜木さんは語ります。

　また、初めて宝塚歌劇にふれる観客へのアドバイスを問われると桜木さんが「〝敷居が高い〟〝見方が分からない〟と言われることもありますが難しいことは考えずに客席に座っていただければ、きっと素敵な時間になると思います」と言えば、春乃さんは、こぼれるような笑顔で「絶対に私たちが楽しませます」と続けます。

　トップコンビを筆頭に華やかさ溢れる新生宙組と夢のような時間を過ごしてみませんか？

撮影：大塚紘雅

1月25日（日）午前10時より博多座電話予約センター・博多座チケット売り場でも販売いたします。

※お電話はおかけ間違いのないようお願い申し上げます。