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ぐらんざ診療所 「胆石症」とは?

ぐらんざ診療所 「胆石症」とは?


 胆石症とは肝臓で作られる胆汁の成分が固まって石(結石)になり、胆のうや胆管にできる病気です。

 全体の9割以上を占めるのが、胆のうに石ができる「胆のう結石」です。肝臓から十二指腸に胆汁を送る総胆管に石ができるのが「総胆管結石」で、肝臓の中の胆管に石ができるのが「肝内(胆管)結石」です。

 胆石ができる明確な原因は分かっていませんが、胆汁成分の変化や胆のうの収縮機能低下、細菌感染、遺伝的な要因などが関係しているといわれます。高脂肪・高コレステロールの食事、肥満、急激な体重減少、加齢、女性ホルモンの影響などがリスク要因とされています。

 次のような症状があれば、胆石症の疑いがあり、緊急処置が必要になることもあります。

1、右の肋骨(ろっこつ)の下周辺が差し込むように痛い。
2、おへその上、右肩甲骨の下に痛みがある。
3、腹痛や38度以上の発熱がある。
4、右の肋骨下のおなかが痛い。押すと痛い。
5、白眼や皮膚が黄色っぽくなる黄疸(おうだん)の症状。

 ただし、胆石があっても、無症状という人もいます。

 胆石症の診断には、腹部超音波(エコー)検査やCT(コンピューター断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像法検査)が用いられ、肝機能の異常や黄疸の症状を確認するため、血液検査が行われます。

 治療法は、症状の有無、石の大きさや石がある部位によって異なります。代表的な治療法が「腹腔鏡下胆のう摘出術」です。おへその下に、小さな穴を開けて腹腔鏡を入れ、おなかの中をモニターに映し出します。ほかの1~3か所に開けた穴から鉗子(かんし)を使って胆のうを摘出します。

 胆のうは胆汁を一時的にためておく臓器です。なくなっても、胆汁は肝臓で作られるので問題ありません。消化不良のような症状が出ることはありますが、しばらくすると、体が適応して、そうした症状はなくなります。

 腹腔鏡下胆のう摘出術は、術後の痛みが少なく、入院も数日で済む体に優しい手術です。病気が悪化する前に消化器内科・外科を受診してください。


担当医 原三信病院 副院長
江口 徹先生


協力:福岡市医師会

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