趣向を凝らした舞台に注目!十月博多座市川團十郎特別公演
2023年の襲名披露公演以来、2年ぶりに市川團十郎さんが博多座へ帰ってきます。昼の部は、名作『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』をモチーフに成田屋ならではの演出で再構築した通し狂言『三升先代萩(ますせんだい)』を上演。夜の部は『Invitation to KABUKI 歌舞伎の世界』と題し、團十郎さんが『暫(しばらく)』の拵(こしら)えを舞台上で披露するなど、歌舞伎ファンだけでなく初心者や海外の人も楽しめる趣向となっています。

忠義の乳人から大悪人まで 善悪七役早替りの『三升先代萩』
昼の部の『三升先代萩』は、江戸時代の仙台藩伊達家の御家騒動を描いたスピード感や娯楽性あふれる演出が盛り込まれた通し狂言です。
「仁木弾正(にっきだんじょう)や乳人(めのと)政岡、荒獅子男之助(あらじしおとこのすけ)といった有名な登場人物がいる名作ですが、皆さまがご存じだとは限りません。古典を知らなくても分かりやすく観ていただくために、良さは残しつつ、楽しく鑑賞できる表現や演出を考えています」
見どころは何といっても七役の早替り。
「1回の早替りにかかる時間はわずか 秒足らず。その極意は衣裳さんや床山さんにすべてを委ねて自分は何もしないこと。信頼関係がありますから、阿吽(あうん)の呼吸ですね」
歌舞伎ファンはもちろん、初心者も楽しめる夜の部
夜の部の『荒事絵姿化粧鑑(はなのえすがたけわいかがみ)』では、『暫』の拵えが舞台上で披露されます。
「化粧をし、衣裳・かつらを着けて鎌倉権五郎(かまくらごんごろう)ができあがっていく様子をご覧いただきます。普段決して見ることができない歌舞伎の側面を知ってほしいと企画しました。衣裳の総重量は約60キログラムにもなりますが、ご希望のお客さまには実際に着ていただくことも考えています」
今年は映画「国宝」のヒットもあり、歌舞伎が広い世代から注目されているのを肌で感じるそうです。
「客席に若い方が増えましたね。そういった方々には夜の部がおすすめ。映画にも登場した『二人藤娘(ににんふじむすめ)』や、これぞ歌舞伎の様式美という荒事の一幕『車引(くるまびき)』も面白く観ていただけるでしょう。海外のお客さまにもぜひ足を運んでもらいたいですね」
歌舞伎の伝統と革新の体現ともいえる本公演を前に團十郎さんは語ります。「現代を生きる多くの方々に歌舞伎を知って、楽しんでいただくことが私の役割」と。
市川團十郎 特別講演


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