
人生におけるリスクは、年齢やライフステージによって大きく変わります。万が一に備える保険は、その種類や保障内容を定期的に見直す必要があります。そのままにしておくと必要な時に必要な保障が受けられなかったり、必要以上の保障により保険料が家計を圧迫する原因にも。
長い人生において保険の見直しをすべきタイミングを考えてみましょう。
point1 保険を見直すタイミングは “ライフステージの変化時”
「ライフステージ」とは、人生の中で節目となるさまざまな段階のこと。例えば結婚、出産、住宅購入、子どもの独立、退職などです。ライフステージが変化すれば、何に備えるのか、誰のために備えるのかも変わるため、必要となる保障額や保障内容も変化します。

■白浜FPのアドバイス
ライフステージに応じて「必要保障額」は変化します
一般に子どもが生まれると必要保障額はピークに達し、成長に伴いその額は下がります。よって子の誕生時には死亡保障を増額し、成長に応じて保障を減らすと無駄のない加入ができます。
住宅購入も見直しのタイミング。住宅ローンの契約時に団体信用生命保険(死亡等の理由でローンが完済される保険)に加入するためです。他にも人生の節目では保険を見直すと良いでしょう。
point2 そのほかに 見直すべきタイミングは?
物価高のような経済情勢の変化が家計を圧迫する時は、節約のために毎月固定の支出である保険料の見直しが検討されます。また、医療費助成や年金などの公的保障制度の改定によって、保険内容がミスマッチとなる可能性もあります。医療保険に関しては、検査技術や治療技術の発達に合わせて保険商品も日々進化しており、定期的に見直してアップデートしておくと安心です。
■白浜FPのアドバイス
保険を見直す時の注意点
特に医療保険やがん保険の見直しは、最新の保障で備えられるという魅力があります。しかし年齢を重ねた分、保険料が高くなる可能性などに注意が必要です。また、健康上の理由で保険に加入できない場合もあるため、見直す時は新しい保険の加入が確認できてから旧保険を解約するようにしましょう。
保険って、入ることで安心しきっていてはダメなんだね。無駄がないか、保障は足りているか、保険証券を見てみよう。
“今の自分”“今の家族”にきちんと合っているかどうかがとても大切。定期的に見直さなければいけないわね。
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白浜 仁子(しらはま ともこ)
fpフェアリンク株式会社 代表取締役
福岡市中央区今泉2-1-35 アプリーレ今泉703
TEL 092-753-9828

イラスト まき りえこ
福岡市在住の漫画家・コミックエッセイスト
近著に「子どもをネットにさらすのは罪ですか?」