「そろそろNISAで投資を始めようかな」と社会人の長男に相談を受けた家計まもるさん。福岡銀行の「冬のみんなでNISA!フェア」に合わせて親子でNISAを始めることにしましたが、気になることも。データをもとに「実際はどうなの?」のモヤモヤを解消します。
およそ5人に1人がNISA口座を開設
2023年12月末時点のNISA口座数は約2124万口座。2024年6月末時点では約2427万口座となっており、6カ月で約300万口座も増えています。2024年1月時点で口座を開設できる18歳以上の日本人の人口は約1億417万人(※)であるため、およそ5人に1人がNISA口座を開設していることになります。
※総務省データ
思っていたよりNISAを始めている人は多いんだね。でも、やっぱり投資はお金持ちがやっているイメージがあるけどなぁ。
まもるさん、堅持さん親子のような20代~40代は、投資熱が盛んな世代です。この世代のNISAの始め方を、福岡銀行のデータから見てみましょう。
■注目データ① 約7割の人が NISA開始時の預金は100万円以下
NISA口座開設者が投資を始めた時の貯蓄残高は、100万円以下が全体の68%を占めています。確かに昔は、投資はお金持ちがやるという印象があったかもしれません。しかし貯蓄だけではお金がほとんど増えていかない今、時代の変化に合わせてその仕組みや考え方も変わり、貯蓄以外の方法を組み合わせて上手にお金を増やしていこうという人が増えています。
■注目データ② 約6割の人が 月々1万円以下の積立からスタート
初心者でも始めやすいつみたて投資枠の利用者状況を見てみると、積み立て開始時の積立額は月々1万円以下が全体の63%を占め、最初は少額から始めている人が多いことが分かります。まとまった資金を準備するというよりは、将来を見据えてまずは月々の余剰金を投資にあてるという始め方が、特に若い世代に選ばれているようです。
実際のデータを見ると、そう構えなくても大丈夫そうだね。僕は月1万円から始めよう。
私は預金から50万円を下ろし、NISAに一括投資してみよう。一緒に窓口で話を聞いてみるか。
■白浜FPのアドバイス
「NISAは、投資の勉強をしてから始めようと思っているけど、何年も何もできていない」という声を耳にすることはしばしば。投資の一歩を踏み出すコツは、“まずは、構えずとも始められる金額からスタートさせること”です。投資初心者や若い世代は、NISAのつみたて投資枠で少額の積み立てを、資産に余裕がある方は成長投資枠を視野に検討すると良いでしょう。慣れてきたら、積み立ての増額や追加投資をしながら徐々にステップアップすることもできます。
冬のみんなでNISA!フェア
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福岡銀行は、ブランドスローガン「あなたのいちばんに。」を掲げ、お客さまの最良な選択を後押しいたします。お客さまにとって、いちばん身近な、いちばん頼れる、いちばん先を行く金融機関を目指してまいります。
白浜 仁子(しらはま ともこ)
fpフェアリンク株式会社 代表取締役
福岡市中央区今泉2-1-35
アプリーレ今泉703
TEL 092-753-9828
イラスト
まき りえこ
福岡市在住の漫画家・
コミックエッセイスト
近著に「子どもをネットに
さらすのは罪ですか?」