生まれつきのあざ、白斑、火傷や傷の跡、そしてがん治療などによる肌色の変化や、眉・まつ毛の脱毛。たとえ健康に影響がなくとも、目立つ場所にあざなどがあると心に影を落とし、内向的になってしまうことも。
そんな悩みをスキンケアやメイクアップでカバーしようというものが、資生堂が取り組んでいる「ライフクオリティ―メイクアップ」です。
はじまりは1956年。戦禍による火傷跡で苦しむ人に向けてスタートしました。
「ライフクオリティ―メイクアップ」の専用商品として、通常のファンデーションではカバーしづらい肌の悩みに対応する「パーフェクトカバー」ブランドの化粧品があります。
同ブランドは3月にリニューアルし、体験会では、さまざまな肌悩みを想定したドールを用いたデモンストレーションを実施しました。
まず「パーフェクトカバー ファンデーション MC」は、あざなどの肌の色悩みに応える商品。
これまでよりも使用性、仕上がりを強化したことに加えて、がん治療の副作用による肌のくすみをカバーする色調が加わりました。肌の凹凸もカバーするので、傷跡やニキビ跡も目立たなくするそうです。
一方の「パーフェクトカバー ファンデーション VC」は、白斑カバー専用のファンデーション。従来よりも色の調整が簡単になり、手軽に使用できるようにリニューアルされています。
両商品とも、水や汗、皮脂に強くマスクにもつきにくくなっており、コロナ禍の今も心強い商品です。
体験会ではさらに眉毛やまつ毛が脱毛した人のためのメイクアップ方法や手指ケアやスキンケアの方法も教えてもらいました。
がん治療の副作用などで眉毛やまつ毛が脱毛すると、顔の印象が変わってしまうことも。脱毛した部分を補うためにメイクがより重要となりますが、通常のメイク方法とは違うコツが必要です。例えば、「がんサバイバーの人は皮膚が敏感になっていることが多いため、接着剤が必要なつけまつ毛よりも、部分的にアイラインを引く方が良い」「眉毛が完全に脱毛しているときはグレイのアイブロウが自然に見える」など具体的なアドバイスが盛りだくさんでした。
また、ハンドクリームなどを使って手指ケアをすると、乾燥やひび割れを防ぎ日常生活の支障が少なくなるそう。さらに、手のしびれがあるときはケアすることがリハビリにつながります。具体的なメイクや手指のケア方法は、資生堂が発行している「外見ケアBOOK」で紹介されています。
気になる部分をカバーできるメイクをすることは、「おしゃれに関心が出てきた」「笑顔が増える」「お出かけしたくなる」「人に会いたくなる」と、これからの人生をより豊かに送る力になります。
悩みがある人は一度、資生堂「ライフクオリティーメイクアップ」のHPをのぞいてみませんか。
▽資生堂「ライフクオリティーメイクアップ」の詳細とカウンセリング店舗情報はこちらから▽
https://corp.shiseido.com/slqm/jp/