『氷川きよし特別公演』
公演期間/8月15日(月)~27日(土)
公演場所/博多座(福岡市博多区下川端町2-1)
故郷福岡で初となる氷川きよし座長公演
スカッと気分を晴れやかにしてくれる『氷川きよし特別公演』が8月に博多座で上演されます。今回は歌のコンサートに加えて、芝居との豪華2本立ての氷川さん座長公演です。
「福岡では初の座長公演なんです。ふるさとなので、自分の原点となる福岡・博多座で上演できることがすごくうれしい」と氷川さんは声を弾ませました。どんなところを楽しみに来場してほしいでしょうか?
「劇場に行くことそのものが、テーマパークに行くような感覚だと思います。劇場でお食事したり、グッズを買ったり…。そして、お芝居を見て歌のショーを楽しんで、と1日がすごくぜいたくな時間になります。見終わった後には爽快感がありますよね。コロナ禍だからこそ、気持ちを切り替える時間が必要だと思います」
氷川きよしの多面性を見ることができる舞台
気になる1幕目の芝居は18世紀のフランスが舞台です。
「華やかなお芝居になります。今までは硬派な男性の役柄が多かったのですが、今回は自分が表現したかった役柄で、多面性を表現できるので思いっきりお芝居を楽しめそうだと思っています。これまで描いてきた強い男性像ではなく、そことは違ったいろんな氷川きよしを見ていただけるんじゃないかな。演じる自分自身もどういう風になるのかと、ワクワク感があって、未知の世界で楽しみですね」
2幕目の歌のショーについては座長公演ならではの特別なステージを思案中という氷川さん。現在思い描いていることを教えてくれました。
「幅広いお客様に楽しんでいただける内容にしたいですね。それがデビューした22歳からの変わらない目標でしたので。演歌やポップスなどジャンルを問わず、心ある作品はみんな素敵なんだよ、ということが伝わるショーにしたいです。ですから偏らないように構成を考えた上で、今の氷川きよしにしか出せない、“氷川ワールド”を作っていけたらいいなと考えています。ふるさとでのショーなのでご当地ソングを歌えたらと思っています」
また、氷川さんの歌のステージと言えば、どんな衣裳で登場するのかも気になるところ。
「テーマは和洋折衷ですね。お着物、お洋服、ドレスも着て、目でも楽しんでいただけるようにしたいです。一色にまとまらない、歌のテーマに合わせた役柄を演じたいと思います」
最後に博多座公演に向けての意気込みを語っていただきました。
「大好きなふるさと福岡で地元の皆さんに喜んでいただけるように博多弁でトークしながら、一生懸命1公演1公演を大切にしていきたいと思います。皆さんが喜んでくださったらいいな、と。とにかくそればかりですね。喜んでくださると自分の“スイッチ”が入るというか。マスクでお顔は見えませんが、その分、皆さんに熱い拍手をいただけるように頑張りたいと思います」
山﨑智子=文
text:Tomoko Yamasaki