福岡のみなさまお待たせしました! 中村屋、7年ぶりの博多座です。
大盛況だった一昨年の平成中村座小倉城公演。その来場者から「博多座にも出演してほしい」と多くの声が上がったそうです。そんなファンの念願がかない、中村勘九郎さん・中村七之助さんが7年ぶりに博多座に帰ってきます。しかも今回は「少しでも多くのお客さまに見に来てほしい」という2人の思いに博多座も協力。チケット代(A席)が通常より500円安くなっています。
平成中村座小倉城公演でも大好評だった「お祭り」


粋でいなせな鳶(とび)頭が踊る「お祭り」。平成中村座小倉城公演でも大盛り上がりだったこの演目を選んだ理由を勘九郎さんに伺いました。
「演出の一つに『待ってました!』『待っていたとは、ありがてぇ』というコール&レスポンスがあり、久しぶりの博多座に、ぴったりかなと思いました。皆さまにお声をかけていただければうれしいです」
上方落語「貧乏神」を題材にした「福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいばな)」

初演は昨年5月。上方落語の「貧乏神」を題材にした新作歌舞伎です。
働かない男にとりついた貧乏神のおびんを演じる七之助さんは、「難しいことを考えずに楽しく見られる作品です。わかりやすい内容ですが、見終わった後の感じ方が人によって異なるおもしろい作品です」と話します。
そして、初演との違いは貧乏神の元締めとして市川猿弥さんの出演。2人が歌舞伎俳優として全幅の信頼を寄せる猿弥さんとの化学反応も楽しみです。
歌舞伎の醍醐味が詰まった「怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)」
三役の早替り、本水を使った大立廻りなど「これぞ歌舞伎」という趣向と醍醐味が詰まっている「怪談乳房榎」。
「早替りが着せ替えショーにならないように、人物になりきってやらなければいけないと心がけています。そして、非常に体力を使うため博多座でこの役を演じるのは、最後かもしれない。ぜひ見逃さないでほしいです。今もこの演目に向けて体力をつけるために、半年ほど前からジムに通っています」と熱い胸の内を勘九郎さんは語りました。
バラエティー豊かな構成の六月博多座大歌舞伎。歌舞伎ファンが満足することはもちろん、歌舞伎未経験の人にもぴったりの作品です。
撮影:大塚紘雅
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『六月博多座大歌舞伎』|公演案内|福岡の演劇専用劇場 博多座
https://www.hakataza.co.jp/lineup/63『六月博多座大歌舞伎』の公演詳細情報です。福岡の演劇専用劇場 博多座の公式ウェブサイトです。博多座での公演に関する詳細情報を紹介しています。

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