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特集 正しい靴の選び方 生涯自力で歩ける足を目指す

特集 正しい靴の選び方 生涯自力で歩ける足を目指す


靴の選び方であなたの健康寿命が決まる?

 「少し痛いけれどデザインが好き」という理由で、靴擦れするような靴を我慢して履いていませんか? 反対に「楽だから」という理由で、かかとがカパカパするような大きい靴ばかり選んでしまうという人も注意が必要です。

 自分の足の形やサイズに合わない靴を履いていると、それが原因で足・足指の痛みや疲れなどにつながり、さらには足だけでなく、身体のトラブルにまで発展することがあります。

 足に合わない靴が原因で起きる身体のトラブルは、姿勢の悪化や慢性的な膝の痛み、腰痛など。背骨、肩、首、頭などあらゆる部位に影響を与えることもあり、健康寿命とも密接に関わっています。

 また、歩行の困難は活動意欲の低下にもつながり、体だけでなく心の健康にも大きく影響します。

足のトラブルに悩まない正しい靴選びのポイント

 TPOに合わせて靴を選ぶことも大切ですが、特にいちばんよく履く靴はポイント(図1)をチェックして足に優しい靴を選びましょう。

 自分の足にぴったり合った靴を探すには、シューフィッター(専門知識・技術を持った靴の販売員)に足長と足囲を測ってもらい、合う靴の候補を出してもらうのがベストです。試着の際に気をつけること(図2)を心得て、必ず試し履きをしましょう。履いてみたら、実際に歩いて履き心地を確かめるのも忘れずに。

自分の足に関心を持つことが健康な足を守る第一歩

 今まで履いていた靴が急に窮屈になったり、足のだるさや痛み、変形、巻き爪や魚の目などのトラブルはありませんか? それらはどれも足の早期病変です。足の悩みはよくあることと放置せず、早めに専門医やフットケアサロン、シューフィッターなど、各種エキスパートに相談を。

 体を支える大切な土台である足の健康は、あなたの人生の質をも決めるといっても過言ではありません。日頃から自分の足に関心を持つことが大切です。

足に良い靴の選び方(図1)

ポイント01 調整ができる

靴の中に隙間が多いとトラブルの原因になるため、靴ひもやベルト、マジックテープなどで調整できる靴がおすすめ。足にフィットさせることで前滑りを防ぎ、トラブルを予防してくれます。

ポイント02 インソールが取り外せる

インソール(※)は足裏にかかる圧力の分散や蒸れやすい靴の中の吸湿など、たくさんの役割を担っています。また、インソールの入れ替えができれば、より自分の足に合った靴に調整もできます。

ポイント03 かかとがしっかりしている

かかとに硬さのある靴は足の横ブレを防ぎ、かかとを安定させて不要な動きを減らしてくれます。ブレを抑えて安定させることで足をより前に運びやすくなり歩行が安定するのでケガの予防にもなります。

注意!

いくら高価で質の高い靴でも、自分の足の大きさや形に合っていなければ、足に良い靴とは言えません。必ず試着しましょう。

靴を試着する際に気をつけること(図2)

間違った靴選び(足に悪い靴)

1 幅が広い大きめの靴

足が前に滑ってしまったり、足の指に必要以上に力を入れて歩いてしまい、指や足裏に負担がかかる。

2 軽い靴

軽量化するために、靴底が薄く機能を落としているものも。靴底が薄いと、足への衝撃が大きい。

3 脱ぎ履きがしやすい靴

脱ぎ履きが楽な靴は歩いているときも脱げやすい。そのため、歩行が不安定になる。

4 柔らかく伸びる靴

圧迫感がなく皮膚には優しいが、耐久性が劣り変形しやすい。履き心地は良いが固定性が低く疲れやすい。

5 老朽化した靴

かかとがつぶれていたり、靴底がすり減っていたりしたままだと歩行が不安定になり、ケガの原因に。

6 TPOの間違い

ハイヒールで旅行、サンダルで山登りなど、間違った靴選びが足に多大な負担をかけてしまう。

歩き方にも気を付けたい! 正しい歩き方

1. かかとから着地
2. 足裏全体を地面につけるように体重を乗せていく
3. 足指を使って地面を踏み込んで蹴り出し、その反動で身体が前に押し出されるように歩く

バランスの悪い歩き方をしていると、かかとのゆがみ、骨盤のゆがみ、筋肉の衰えの原因になり、さまざまな体の不調につながります。バランスの悪い歩き方は靴底の減り方に出ます。靴底を見てチェックしてみましょう。

※適切なアドバイスが欲しい時は専門家にご相談を

問題のない減り方

かかとの外側辺りと、つま先の内側辺りが左右とも同じように減っている場合は問題ないでしょう。

問題のある減り方

かかと全体が減っている

前方への体重移動がうまくできず、重心が後ろにかかっている。靴のサイズが合っていない場合によくみられる。

内側だけ減っている

重心の移動が内側に偏っているため(内股歩き)足裏だけでなく足首や膝などの関節に負担がかかりやすい。

減り方が左右非対称

歩く時に足の重心がどちらかに偏っている。片方の足に負担がかかり、膝や股関節に痛みが出やすい。

※紹介したのは一例で、問題のある減り方は他にもあります。また、足の形は個性も多く、全ての人に当てはまるわけではありません。

教えてくれたのは…

竹内 一馬 先生

医療法人たけうち 六本松 足と心臓血管クリニック院長、「NPO法人足もと健康サポートねっと」理事長。足のプロフェッショナルとして、新聞、TVなどのメディア出演や書籍監修多数。講演や学会でも精力的に活動中。趣味はマラソンとフルート。

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