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【福岡市民ホール開館記念】福岡発の演劇「見上げんな!」いよいよ上演

【福岡市民ホール開館記念】福岡発の演劇「見上げんな!」いよいよ上演

2025年3月に新たに開館する「福岡市民ホール」の中ホール初回公演として、4月4日(金)~6日(日)に万能グローブガラパゴスダイナモス×ゴジゲン×小山田壮平による演劇「見上げんな!」の上演が決定しました。福岡市民会館を継承する福岡市民ホールが末長く市民に愛され、文化振興の新たな拠点となるようにとの願いが込められた、福岡発の記念すべきこの作品。1月24日(金)に行われた記者発表では、それぞれの熱い思いを聞くことができました。


今回の記念公演は「福岡にこだわって活動してきた20年の成果」

「万能グローブガラパゴスダイナモス」主宰・椎木樹人さん

 「今回、福岡で活動している団体が、福岡市民ホール開館記念の初回公演をさせていただけることを大変光栄に思っています」

 今公演の企画・製作担当である「万能グローブガラパゴスダイナモス」主宰の椎木樹人さんは、新たに開館する福岡市民ホールでの公演を「とても光栄」としながら、

 「中ホールは、演劇によりフィットしたホールになるということを聞いています。東京で作ったものを持ってきて上演するのではなく、福岡で活動している団体が、福岡で作られた作品を、福岡市民のために作られたホールで上演することは、すごく意味のあることだと思います」と、喜びを語りました。

 また、「今回の公演は、ある意味、福岡にこだわって活動してきた20年の成果を認めてもらえたと思えて、すごくありがたいですね」と、感激もひとしおのようでした。

 実は、脚本担当の川口さんと音楽担当の小山田さんは、椎木さんと同じ高校の出身で同じ部活動の先輩後輩の仲。演出担当の松居さんとは、当時ファンだった「ヨーロッパ企画」の福岡公演を手伝っている時に楽屋で知り合ったそうです。

 「今でこそ飛ぶ鳥を落とす勢いのクリエーターとなった松居くんと、東京に出てミュージシャンになりレジェンド的な存在となった小山田くん。最初は何もなかったところから始まった青春時代みたいなものが、それぞれが少しずつ結果を出していって、僕らだけが福岡で作品を作り続けていました」

 やがて椎木さんの中に「いつか4人で作品を作りたい」という熱い思いが芽生え、そして、ついに本作品でその夢が叶ったのです。

 椎木さんによると、キャストも福岡に由縁があり、福岡に思い入れがある人たちを選び、絶対信用できるスタッフを集めたそう。

 「福岡にみんなに集ってもらって、寝食を共にしながら、街を歩いて風を感じながら、福岡でしか生み出せなかった作品を作るというのが、今回の『見上げんな!』という作品です」と、胸を張ります。

 「福岡の人が、福岡をもっと好きになってくれるそんなきっかけになってくれればいいと思います。福岡の誇りとして残るように、この作品を作っていきたい」

 作品に関わるアーティスト、キャスト、スタッフの壮大な思いが詰まった本作品。期待に胸が高鳴ります。

福岡はプチ東京でない!「見上げるのではなく、前を向こう」

「万能グローブガラパゴスダイナモス」脚本・演出家の川口大樹さん

 脚本担当の川口さんは作品について、

 「僕は福岡をモチーフにした架空の街を舞台にすることが多いんですが、今回は大濠公園、百道浜など、実在する福岡のるスポットがたくさん出てきます」と解説したうえで、

 「福岡で見ているお客さんには自分のことのように感じてほしいし、大阪や東京のお客さんには、福岡の雰囲気を感じてほしい」と語り、セリフもほとんどが博多弁であることを明かしました。

 「見上げんな!」というタイトルについては、

 「福岡に住んで活動していると、福岡は“プチ東京”という感じで東京で流行ったものが福岡で流行るみたいなところがあると思うのですが、福岡ならではの素晴らしいものもたくさんあります」

 「それに劇中には、未練を抱えたり“届かないもの”を見続けるキャラクターが出てくる。『上ばっかり見ているんじゃなくて、前を見て一歩踏み出していこう』といった、人間賛歌のようなメッセージを届けられたら」と熱く語りました。

この作品が「若者にとって何かのきっかけになれば嬉しい」

劇団「ゴジゲン」主宰、映画監督の松居大悟さん

 舞台における活動に留まらず、映画監督やドラマ脚本など様々な分野で活躍中の松居さん。

 今公演の演出プランはまだ検討中としながらも、「行儀が良い作品にはしたくない。ちゃんとお客さんの心に刺さるものにしたい」と熱い思いを語ります。

 松居さんを演劇の世界に導いたのは、若かりし日の、テレビでも、映画や雑誌でも見たことのない衝撃的な観劇体験だったそう。

 「この作品が、若者にとって何かのきっかけになればうれしい。演劇でも、映画でも、文学でも、絵画でも。なんでもいいから“作ってみよう”と思うきっかけになったらいいなと思います」と自らの体験に重ねて期待を述べました。

 松居さんは、北九州生まれの福岡育ち。

 「北九州はモノを作ったり届けたりするのがやりやすい。福岡市の風通しがもっと良くなれば、ムードが変わっていくのではないかと思う」

 「福岡に若いクリエーターが決起するような、そんなムードを作れたら…」今公演には、松居さんのそんな熱い思いも込められています。

小山田壮平さんのオリジナル楽曲に「男泣き!」

 福岡市在住で全国で活動する小山田壮平さんによって、この作品のために書下ろされたオリジナル楽曲にも期待が高まります。

 「椎木さんが1時間半以上熱く語って、それを聞いていてみんな高校時代のような表情になって、小山田くんが『何を歌えばよいか分かった』と言って作ってくれた」と松居さんが当時を振り返ります。

 そして、完成した音源を聞いた時、「すごくいい!」と椎木さんと川口さんは泣きそうになったそうです。

 「僕らの20年の歴史も入っている気がした」と椎木さんは特に感慨深げ。

 川口さんは「曲の中にも福岡の実際の地名などが出てくるので、福岡の風景が入った曲だなと思ったし、実は音源と脚本は全く別で動いたけど、自然と曲と作品が溶け合っている感じがする」と楽曲の感想を述べました。

 今公演では、一部公演で演劇上演の後、小山田さん本人によるミニライブも開催予定。演劇を見た後に、改めて彼の生声で歌ってもらえる体験は貴重です!

福岡に由縁のあるアーティスト、キャストで創り出す「見上げんな!」

ほとんどが初顔合わせとは思えないほど、和やかなムードの出演陣。

 出演陣も、元HKT48で数々の舞台に出演する田島芽瑠さん、TV・映画・舞台など幅広く活躍する神田朝香さん、「ヨーロッパ企画」の酒井善史さんなどの豪華客演陣に加え、劇団「ゴジゲン」「万能グローブガラパゴスダイナモス」の俳優たちと、そうそうたるメンバーが集結しました。

 記者会見会場には一部出演者が登壇し、その他の出演者からもビデオメッセージが届いていました。

 登壇した出演者はそれぞれの思いを述べた後、「見上げんな!」のタイトルであいうえお作文に挑戦。

 古賀さんは、「見上げんな!」の“み”。「みんなで一緒に」。

 青野さんは、「見上げんな!」の“あ”。「愛する福岡で」。

 千代田さんは、「見上げんな!」の“げ”。「元気いっぱい」。

 富永さんは、「見上げんな!」の“ん”。「んっ、と力を込めて」。

 田島さんは、「見上げんな!」の“な”。「長生きするような」。

 神田さんは、「見上げんな!」の“!”。「“!”がたくさん出るような、ハートフルコメディーをお届けします」」と締め、会場から大きな拍手を浴びました。

 最後に、椎木さんは「見上げんな!」について、少し照れ臭そうにこう語りました。

「僕は、松居くんの演出を受けるのが夢だった。ないかもしれないけど、あったらいいなと思うことが実現した。信頼する川口くんの脚本を、大好きな松居くんが、どんな風に演出してみんながどう向かい合ってくれるのか楽しみにしています」

 福岡で生まれ育った、あるいは福岡に由縁のあるアーティスト、キャストが創り出す本作品は、まさに福岡市民ホール開館記念・中ホール初回公演にぴったりの、記念すべき作品。

 上演は4月4日(金)~6日(日)の福岡公演を皮切りに、大阪(4月17~20日/近鉄アート館)、東京(4月24~27日/新国立劇場・小劇場)の3都市で上演予定です。

「見上げんな!」あらすじ

 駆け出し映像作家・三月に「バンドのMVを撮ってほしい」と故郷、福岡からDMが届く。

 数年ぶりの帰郷を果たした彼女を待っていたのは、ボーカルの失踪ですっかり活動停止中、ほぼほぼ解散状態のおじさんバンド。撮影など叶うはずもなく、空中分解真っ只中のメンバーを説得するため福岡の街を奔走するはめに。

 すっかり音楽から離れ、時代からも取り残された曲者のおじさん達。彼らを追いかけるうち、気づけば三月自身もこの街に置きっぱなしだった自分の過去に追いかけられていて。

 才能ある誰かや、自分より優れた何かとか、地方とか都会とか、ずっと見上げてた人たちの群像コメディ。

「見上げんな!」公演概要

■公演名:
福岡市民ホール開館記念 中ホール初回公演
万能グローブガラパゴスダイナモス×ゴジゲン×小山田壮平「見上げんな!」
■脚本:川口大樹(万能グローブガラパゴスダイナモス)
■演出:松居大悟(ゴジゲン)
■出演:椎木樹人、古賀駿作、千代田佑李、青野大輔、富永真由(以上万能グローブガラパゴスダイナモス)、東迎昴史郎、善雄善雄(以上ゴジゲン)、神田朝香、田島芽瑠、多田香織(ひなた旅行舎)、向野章太郎、酒井善史(ヨーロッパ企画)
■音楽:小山田壮平
■公演日時:
2025年 4月 4日(金)開場18:30/開演19:00
2025年 4月 5日(土)開場17:30/開演18:00
2025年 4月 6日(日)開場12:30/開演13:00
※開場は開演の30分前
■チケット料金:前売5,500円/当日券6,000円/U25席[25歳以下限定] 3,500円 (全席指定・税込)
※U25席は当日座席指定となります。当日チケット売場にて身分証をご提示の上、座席指定券とお引換えください
※U25席の当日券販売はありません
※車椅子スペースをご希望の方は、スリーオクロックまでお問い合わせください
※未就学児入場不可
■チケット発売:2025年 2月 8日(土)
■チケット取扱:
・(株)スリーオクロック https://3pm-net.com/
・チケットぴあ/セブン-イレブン各店舗
https://w.pia.jp/t/miagenna/ [Pコード:531-370]
・ローソンチケット/ローソン、ミニストップ(店内Loppi)
https://l-tike.com/miagenna/ [Lコード:84329 ]
・e+(イープラス)/ファミリーマート各店舗
https://eplus.jp/miagenna/
・カンフェティ
http://confetti-web.com/@/miagenna/
■問合せ:(株)スリーオクロック 092-732-1688(平日10:00~18:30)

「見上げんな!」公式サイト

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