ボージョレ・ヌーボーの解禁などで、ワイン熱が1年で最も高まるこの季節。ワインと言えばフランスやイタリアなど海外のものが定番ですが、昨今は国内外で日本のワインがとても人気なのをご存じですか?
今回は、福岡県でワイン造りをしているこだわりのワイナリーを紹介します。
筑後平野を見下ろす高台の森に佇むワイナリー KYOHO WINERY 巨峰ワイナリー
ワインにするのが難しいとされていた生食用の巨峰100%醸造にこだわり、日本初の巨峰ワインを生み出したワイナリー。ひとつひとつ職人の手作業で丁寧に仕込み、素材としっかり向き合う姿勢は1972年の創業当時と変わらず、今も手間と時間をかけたワイン造りが続けられている。敷地内にはワインの醸造所や貯蔵庫のほか、オープン早々テラス席から埋まってしまうという見晴らしの良いレストラン「HEURIGE(ホイリゲ)」も。緑豊かな田園風景を見下ろしていただく自慢のワインとおいしい料理は格別だ。醸造元だからできる日替わりの「生ワイン」をお目当てに多くのリピーターが訪れている。
ワイナリーが所有する約1万㎡のブドウ畑からは毎年約6〜8トンの巨峰が収穫され、今では地元で栽培されるあまおう(いちご)やキウイ、柿など四季折々のフルーツワインも醸造。敷地内のショップ「MINOU(ミノウ)」にはワイナリーで造られたさまざまな種類のワインがそろい、試飲も可能。田主丸特産のワインは、お土産やプレゼントにも喜ばれている。
一升瓶で1万3千本分のワインが貯蔵された地下貯蔵庫。
森の中の隠れ家のようなショップ「MINOU」では試飲をしながらワインを選ぶことができる。
緑に包まれたレストラン「HEURIGE」。紅葉の時期も美しい。
レストランでいただける「オムライスセット(1,650円)」。デミグラスソースにはワイナリーのワインを隠し味に使用。
ブルーベリーワイン(720ml) 2,580円
カナダ・ケベック産ブルーベリーを使用。やわらかな甘みと酸味が心地よく調和したフルーティーなワイン。
巨峰ワイン ドライ(720ml) 2,420円
3種類ある巨峰ワインの一つ。辛口の白ワインで和食と好相性。すっきりとした酸味と豊かな果実味が特徴。
ワインの赤ちゃん(720ml) 1,980円 ※ワイナリー限定サイズ
早摘みの巨峰を使用した独自のワイン。初々しい酸味と果汁っぽい甘みが魅力でワイン初心者にもおすすめ。
■営業時間:9:00〜17:00(レストランは11:00〜O.S.15:00)
■定休日:年末年始(レストランは火・水曜日/祝日の場合は翌日、年末年始)
■見学:可能
■直売ショップ:あり
■試飲:あり
■住所:久留米市田主丸町益生田246-1
■電話番号:0943-72-2382
田主丸ワインの森 | KYOHO WINERY 巨峰ワイナリー | KYOHO JAPAN株式会社
https://www.kyoho-winery.com/耳納連山中腹の豊かな自然の中ワイン造りを行っています。レストラン『ホイリゲ』では田主丸の町が一望でき、美味しいワインとお食事が楽しめます。試飲、ショッピング等も楽しむことができます。
ソムリエがブドウ作りから始めた「平尾台ワイン」 ドメーヌ・ル・ミヤキ
ワインソムリエの資格をもつ宮木さんが「自分の理想とするワインを作りたい」と2009年に小さなワイナリーを構えたのは北九州市・平尾台。特殊な土壌を有するカルスト台地で苗木作りから始め、試行錯誤を繰り返しながら日本ならではの繊細な味わいが楽しめるワインを醸造している。
ワイン造り起業支援やソムリエ講座などのコミュニティー創生事業をとおして、ワインに触れる機会を増やす活動も行っている。
平尾台ワイン ピノ・ノワール(750ml) 4,400円
自家畑の「ピノ・ノワール」で造られた単一種の赤ワイン。数年寝かせることで、より豊潤な味わいに。柔らかな口当たりが特徴。
■営業時間:10:00〜16:00
■定休日:不定
■見学:要予約
■直売:あり
■試飲:要予約
■住所:北九州市小倉南区平尾台1-2-6
■電話番号:093-952-5410
ドメーヌ・ル・ミヤキ|福岡北九州平尾台のソムリエが造るワイン
https://dmiyaki.com/ドメーヌ・ル・ミヤキは、日本有数のカルスト台地である平尾台にて銘醸ワインをめざす、福岡県北九州市のワインブランドです。日本で5人だけの資格を持つソムリエが、知識と情熱を持って丁寧な手仕事を土台とし、...
岡垣町の自然の恵みを活かしたワイン造り ぶどうの樹のワイナリー
「自家栽培のブドウでワインを造りたい」という夢を叶え2021年、岡垣町に誕生したワイナリー。周辺に広がる自家畑や国内外の契約農場で数種のブドウを栽培。ブドウの香りや果実感を生かすために低温発酵で火入れを行わず、食卓で毎日飲めるような地元の人に愛されるワインを目指している。
敷地内のショップでは自社醸造ワインのほか、ぶどうの樹ソムリエ厳選の世界各国ワインや自社工房のスモークなども販売。
NUKAZUKA654(750ml) 3,685円
ヨーロッパのメルローと日本の山ブドウを掛け合わせた品種「富士の夢」を使った赤ワイン。11月23、23の「大収穫祭」で今年の新酒が初お目見え。
■営業時間:10:00〜17:00
■定休日:火・水曜日
■見学:要予約
■直売ショップ:あり
■試飲:あり
■住所:遠賀郡岡垣町手野183
■電話番号:080-8147-3429
福岡・岡垣町に「ぶどうの樹ワイナリー」がオープン。できたてワインの試飲もできる直販店、世界のワインやチーズ、自社工房のスモークも販売中。福岡の泊まれるワイナリーとして 2023年には宿泊施設も開業予定。
農家が営む家族経営の小さなワイナリー ワタリセファーム&ワイナリー
代々受け継いだ畑にブドウを植え、栽培から醸造、瓶詰めまで家族で行う。「世界基準の凝縮感あるワインには健全で熟度の高いブドウが必要」と植える苗木の系統なども考えながら畑作りを進め、年月を重ねるごとにワインの種類も少しずつ増え出来も向上。全国にファンが広がっている。
ワインの醸造を行う藤田さん。約5000㎡の自家畑ではシャルドネ、シュナンブラン、ピノ・ノワール、メルローなどを栽培。
シュナンブラン(750ml) 3,300円
白い花のような優しい香りに、すっきりとした酸味が特徴の白ワイン。ボリューム感のある濃密な味わい。
■営業時間:9:00〜17:00
■定休日:不定
■見学:可能
■直売:あり
■試飲:なし
■住所:北九州市若松区有毛1788
■電話番号:080-1719-8773
八女産フルーツの魅力をおいしいワインで発信 立花ワイン
福岡県八女地方特産の果物を原料としたワインを醸造。あまおう、イチジク、梅、柚子など、果物それぞれの甘味や酸味を存分に引き出したフルーツワインは、食後のデザートワインとしてもぴったり。アルコール度数が低めなのでお酒に弱い人でも飲みやすく、旬を楽しめるワインとしても好評。
全7種類のフルーツワインと、サトウキビ、八女茶のお酒。旬の時期に登場する季節限定のフルーツワインもお見逃しなく。
緑の雫(しずく)(375ml) 1,680円
八女特産のお茶を発酵して造ったお酒。茶独特の苦味や爽やかな酸味に加え、ワイン酵母を用いるため、フルーティーさも楽しめる。
■営業時間:8:30〜17:00
■定休日:火曜日
■見学:可能(10名以上は要予約)
■直売ショップ:あり
■試飲:あり
■住所:八女市立花町兼松726
■電話番号:0943-37-1081
八女地方で作るこだわりの完熟フルーツワインを販売|立花ワイン
https://www.tachibanawain.co.jp/立花ワインは福岡県八女地方の自然の中で育った農作物を原料にし、博多あまおうワインやキウイワイン、ブルーベリーワインなどのフルーツワインを販売しております。ワインのオリジナルラベル作成もしているので、ギフト商品としても好評です。