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【ぐらんざ人】中村隼人(なかむらはやと)×市川團子(いちかわだんこ)

【ぐらんざ人】中村隼人(なかむらはやと)×市川團子(いちかわだんこ)


歌舞伎では珍しいWキャスト

 二世市川猿翁(当時 三代目市川猿之助)が創ったスーパー歌舞伎という道。そのはじまりである伝説的作品「ヤマトタケル」が東京、愛知、大阪公演を経て11年ぶりに博多座で上演されます。主人公の小碓命(おうすのみこと・後にヤマトタケル)を勤めるのは、中村隼人さんと市川團子さん。またヒロイン役を中村壱太郎さんと中村米吉さんが勤め、主人公とヒロインが歌舞伎では珍しい交互出演のダブルキャストで、それぞれを演じる4人がそろうのは博多座だけです。

二人が思うヤマトタケル

 本作を「一人の人間の成長の物語」と話す隼人さんは、

「葛藤や悩みがあり、猿翁さんが三代目猿之助さんだった当時の歌舞伎界に対する思いが盛り込まれていると思います。温故知新の精神を語る場面では、ヤマトタケルと重ねて三代目猿之助さんの人生を演じている気がします」と思いを馳せます。

 猿翁さんの孫でもある團子さんは、

「どんなに苦しくても諦めずに希望を持ち、前を向いていることが大事な要素であり魅力です。困難な状況でも信念を貫いていく精神を、祖父は体現していると思います」と話してくれました。

組み合わせで変わる芝居の流れ

 主人公とヒロインの組み合わせが変わる本公演では、「心と心のキャッチボールが大切」と隼人さんは語ります。

「中村米吉さんは、古風で様式美を忘れないので興奮したセリフにも冷静で抑えた芝居を返してくれます。一方で中村壱太郎さんは情熱的。お互いのエネルギーが昇華していく感じです」

 團子さんにとっては、相手役が変わること自体が初めて。

「相手役による芝居の変化が衝撃的」だったそうです。

スーパー歌舞伎を博多座で見る醍醐味

「ヤマトタケル」は、現代語に近いせりふで構成され、3S(スピード、スペクタクル、ストーリー)の要素で歌舞伎を観たことがない人も楽しめる作品。さらに今回は、演者の組み合わせによる芝居の違いもあるなど、リピーターを引き付けます。そして博多座は、猿翁さんが「スーパー歌舞伎座と呼びたい」と言ったほどの舞台機構を誇る劇場で、この作品の代名詞でもある宙乗りの迫力にも拍車がかかります。

 また、2月の東京公演では同じ台本や演出でありながら、最後の場面で2人のせりふに違いがあったそうです。30歳の隼人さんと20歳の團子さんのそれぞれの年代に合う表現にしたそう。博多座では、この点がどうなるのかも注目です。

 最後にそれぞれの強みを伺うと

 隼人さんの強みは、立廻り。「重ねた努力の分、この点は誰にも負けない」と伝えてくれました

「ヤマトタケルの劇中年齢は、10代後半から20代後半。実年齢が近いことが何かプラスになれば嬉しいです」と團子さん。

そんな二人が作り上げる「ヤマトタケル」。受け継がれてきた天翔ける心が10月の博多座で高く羽ばたきます。

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