普段の生活で何を飲むことが多いですか? ペットボトルの販売が開始されるなど、健康を気にかける人の間で、
いまお白湯がひそかなブームです。手軽に始めるなら、水道水を沸かすだけでも大丈夫。今回はそんなお白湯の魅力を紹介します。
お白湯とは?
お白湯とは一般的に真水を沸騰させた後のお湯のことを指します。一方、混同されやすい「湯冷まし」は、沸騰させたお湯を常温程度に冷ましたものです。
インドやスリランカの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、お白湯はバランスが整った飲み物で体に良いとされています。
こんなにすごい!? お白湯の力
●消化を助ける ●便通改善 ●美肌効果
●代謝アップ ●イライラ解消
温かいお白湯を飲むことで胃腸が温まります。この結果、胃腸の働きが良くなって消化力が高まり、便通改善や代謝アップ、美肌効果などが期待できます。
また、温かいものを飲んだことで、心が落ち着いた経験はありませんか? お白湯を飲むことで心が休まり、イライラした気分が落ち着きやすくなりますよ。
お茶ではダメなの?
温かいお茶にも体にいい作用がありますが、カフェインなどが刺激になることも。現代は味付けが濃い、油が多いなど刺激が多い食生活になりがちですので、混じり気のない、お白湯で胃腸を休めてあげることも大切です。
人が多い場所に行ったときは抗菌・殺菌効果のあるカテキンを含む緑茶を飲むなど、シーンによって飲み分けしても良さそうです。
お白湯の作り方
1)水をやかんや鍋に水を入れて、
コンロにセットします。
2)しっかりと沸騰させる
3)すすって飲める程度に冷えたら完成
◯ アーユルヴェーダ的お白湯作法
沸かす際は換気扇を回して風(ヴァータ)の質を入れ、10分~15分ほど沸騰させて火(ピッタ)の質を入れたものが良しとされています。
◯ 朝に1日分のお白湯をまとめて作って、保温できるポットや水筒に入れれば、好きな時間に手軽に飲むことができます。
飲み方
一気に飲むことはやけどしたり、内臓に負担をかけたりするのでやめましょう。無理のない温度ですするように、コップ1杯を10分ほどかけて、ゆっくりと。
飲むタイミングとしては、朝起きて最初に飲むと、体のめぐりが良くなるのでおすすめです。その他、食事のときや、のどが渇いたときなど好きなタイミングで。1日の飲む量は700ml~800mlが目安です。
アレンジ白湯
■ショウガ白湯
水を沸騰させるときに、ショウガを
スライスしたものを2枚くらい入れる。
体をあたためる作用のあるショウガで…
●消化力UP ●冷え性改善など
■レモン白湯
沸騰した後の白湯に、レモン汁を絞る。
ビタミンCが含まれるレモン汁で…
●美肌効果 ●風邪予防など
※アレンジ白湯の注意:胃腸炎など胃腸に病気がある人や、空腹時に飲むことは刺激になることがあるため避けましょう。