
住吉神社能楽殿で5公演
昨年に引き続き、会場は住吉神社能楽殿。公演回数が昨年の4回から5回に増え、さらにあしや夢リアホール(芦屋町)でも初めて開催されます。
「福岡は知り合いも多く、親友家族が住んでいることもあり親近感があります。その福岡で公演回数が増えるのは、昨年以上に多くのお客様に会えるので、それが嬉しいです」
暮らしの中にある話の破片をつなぐ
怖いけれど笑えたり、泣けたり、どこかあたたかかったりする稲川怪談には、荒唐無稽な全くの作り話はなく、必ず事実の断片が介在しています。
「怪談は気持ちの問題。怖いというのも気持ちですから。
人から聞いたものや新聞・雑誌などで目にした話の破片を頭の中に入れておくと、あとになってから、あれっ?なんか似ているなと思うものが見つかることがある。それらの破片が何かのきっかけでつながって、だんだんひとつの話に仕上がっていきます。」
本公演で披露される怪談は?
「怪談には、種類がいろいろあります。不思議なもので、女性は怖いものを好むことが多く、男性は涙するものを好む人が多いです。
今回は、怖い話ではあるんだけれど最後に不思議なことがあって終わるような昔風の怪談。
子供の頃、おじいさんやおばあさんの家に遊びに行った時に怪談を聞いた経験がある人もいらっしゃると思います。そんな人にとっては、おじいさんやおばあさんが語ってくれた怪談は当時の思い出とともにある懐かしいものになります。誰でも体験できそうだし、するかもしれないし、似たようなことがあるかもしれないと思わせる、ふるさとのような懐かしさを感じる怪談です。
福岡公演では、爽やかで清涼感のある怪談をしようと思っています」
初お目見えの心霊写真も
毎回人気の心霊写真のコーナーでは初お目見えのものも登場予定です。
デジタルカメラになってから、本物の心霊写真は少なくなっているそうで、初お目見えの心霊写真は希少!
一番良い状態で迎える福岡公演
7月12日の栃木から始まる2025年の怪談ナイト。福岡公演は、後半の10月と11月開催です。
「同じ話をしていても、回を重ねるごとにどんどんテンポが良くなっていきます。だから福岡公演の頃は一番良い状態だと思います」
同じ話であっても、会場自体が持つ雰囲気や色合いで違いが出てくるそう。全国各地の会場を訪れるファンが多いのは、この違いを楽しんでいるからなのかもしれません。
回を重ねるごとにパワーアップする原動力は?
「原動力は間違いなくファンの皆さん。毎年来てくれる方もいて、会えるのが嬉しいです。皆さんが力をくれているから33年間も続けてこられたと思っています。楽しみにしてくれているファンの皆さん以上に私自身が皆さんに会えることが楽しみです」
時折「今年は見に来た方がいいですよ!」と自信をのぞかせる稲川さん。今年は何かが違う予感がします。

開催概要
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
※フルセット(2025バージョン)での公演ではございません。
稲川淳二の怪談ナイトオフィシャルサイト
https://www.inagawa-kaidan.com
■住吉神社能楽殿
10月8日(水)、9日(木)/ 怪場18:00 怪宴19:00
11日(土)、12日(日)、13日(月祝)/ 怪場17:00 怪宴18:00
【料金】前売6,600円 当日7,000円 桟敷自由席(整理番号あり)
【チケット購入/問い合わせ】
スリーオクロック ☎092-732-1688(平日10:00~18:30)
■あしや夢リアホール
11月2日(日)/ 怪場15:00 怪宴16:00
【料金】前売4,000円 当日4,700円 全席指定
【チケット購入/問い合わせ】
あしや夢リアホール ☎093-221-1117(10:00~18:00)




そして最後は、この決めポーズ!