魚をさばいて調理するのが理想的とは分かっていても、もう少し気軽に準備したい人も多いはずです。「そんな時は缶詰の利用をおすすめします」。最近はサバ缶などの種類も多く、好きな味を見つけるのも楽しそうです。
「ヒジキやこんにゃくなど、よく咀嚼(そしゃく)する必要のある食材も、脳への刺激にうまく取り入れてみましょう。かむ力、味わう楽しみのためにも、歯の健康にも気を配りながら」。〝脳の元気〟を意識した毎日の食事で、健康長寿を目指したいですね。
■サバとキノコとこんにゃくのペペロンチーノ
缶詰を使ったちょっとした1品。よく「かむ」動作も脳への刺激になります。キノコ類は好きな2、3種類を。
サバとキノコとこんにゃくのペペロンチーノ
材料/2人分
サバの水煮缶 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100g(約1缶)
糸こんにゃく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60g
マイタケ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
エノキ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30g
シイタケ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
塩こうじ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3g
ニンニク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g(1片)
唐辛子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量(好みで)
オリーブオイル・・・・・・・・・・・・・2cc(小さじ1/2)
薄口しょうゆ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1cc
バジル、パセリなど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
作り方
1. マイタケは軽く裂く、エノキは2、3㎝の長さに切る。シイタケは3㎜程度の厚さに切る。
2. 1を混ぜ、全体の分量の5%程度の塩こうじを入れて下味を付ける。
3. 糸こんにゃくを食べやすい長さに切りゆでておく。
4. フライパンにオリーブオイル、みじん切りにしたニンニク、輪切りにした唐辛子を入れ火にかける。5. ニンニクの香りがしてきたらキノコ、こんにゃくを加えて炒める。
5. 全体に火が通ったら、薄口しょうゆを鍋肌から入れ、大きめにほぐしたサバを加えて温める程度に炒める。
6. 器に盛り、彩り、香りのアクセントにバジルやパセリ、ネギをあしらう。
※塩こうじの代わりは塩・こしょう少々で対応
栄養価(1人分)
エネルギー109kcal/たんぱく質11.5g/脂質6.5g
炭水化物3.3g/食物繊維2.1gr/食塩相当量0.3g
■FOOD&HEALTH協会ククルテ
「健康寿命の延伸に寄与する食」をテーマに調査、指導、研究、講演やセミナーなどを展開。理事を務める大部さんが講師の料理講座(月2回)も好評。
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