「ぐらんざ1月号」に関するお知らせ
2022年1月号ぐらんざの表紙並びに「ぐらんざ人」のコーナーにおいて、神田沙也加さんを取り上げさせていただきました。
しかしながら、既にマスメディアの報道などでご承知の方もいらっしゃると思いますが、神田さんは12月18日、急逝されました。
ここに謹んで哀悼の意を表します。
神田さんは22年1月19日~同28日、博多座(福岡市博多区)で『マイ・フェア・レディ』公演に出演なさる予定でした。私たちは、公演に対する意気込みをぐらんざで語っていただこうと、今年9月8日、福岡市であった共同インタビューに参加いたしました。神田さんは、終始はじけるような笑顔で、「マイ・フェア・レディは一番好きなミュージカルです」「博多のお客さまにお会いできるのがすごく楽しみです」と話されました。
亡くなられたとはいえ、神田さんの生前の業績や、福岡のファンに対する思いまでもが失われるわけではありません。私たちは、神田さんに敬意を表する意味でも、1月号を発行することといたしました。亡くなる前に製版作業は終了しており、冊子内でお悔やみの言葉を記載することができませんでしたので、このような形で述べさせていただきます。
博多座の「マイ・フェア・レディ」は、主役のイライザを神田さんと朝夏まなとさんがダブルキャストで演じる予定でしたが、神田さんがお亡くなりになったのを受け、イライザ役は朝夏さんのシングルキャストで全13回、上演されることになりました。
日本のエンタテーメント界に多大な功績を残された神田沙也加さん、安らかにお眠りください。
2021年12月22日
(株)西日本新聞社
ぐらんざ編集部