暑い日に冷茶で味わいたい、「長崎玉緑茶」
東彼杵町や佐世保市世知原、五島市、波佐見町、松浦市、雲仙市瑞穂町、佐々町など県内各地でお茶の栽培を行っている長崎県。中でもブランド茶「長崎玉緑茶」は、近年各品評会などで受賞を重ね、全国の茶産地からも注目を集めています。茶葉の形が勾玉(まがたま)のような形状で、水色が明るく渋みが少ない、まろやかなうま味が特徴。冷茶にもおすすめのお茶です。
「長崎玉緑茶」は、平成29年度「全国お茶まつり長崎大会」で農林水産大臣賞を獲得。また、消費者が選ぶ「日本茶AWARD」でも蒸し製玉緑茶が「日本茶大賞」を3度受賞
☆おすすめの飲み方 温・冷
協力・監修:長崎県 農産園芸課
■大分県
低農薬・有機栽培にこだわる農園のお茶
大分県宇佐市の千財農園は、魚かすなどを使った低農薬、有機栽培にこだわる茶園。「特上新茶」「特上一番茶」のほか、強めに蒸した「新茶あさつゆ」は緑鮮やかな水色で、まろやかなコクと甘みがあり「天然玉露」と呼ばれるほど。大分は他にも同じく緑茶の佐伯、発酵番茶の中津、さらにハーブティーの杵築などバラエティー豊かなお茶の産地です。
千財農園は茶畑だけでなく、250本の藤や約2500本のバラなどもある人気の観光スポット。お茶は鮮度が命、と摘んですぐ加工するこだわり
☆おすすめの飲み方 温
協力・監修:大分県福岡事務所
■熊本県
環境モデル都市・水俣の人にも環境にも優しいお茶
うたせ船が浮かぶ不知火海を臨む水俣で栽培される「みなまた茶」。温暖な気候を生かし、4月中旬の七十七夜から茶摘みが始まります。海の爽やかさや山間地特有の瑞々しさを思わせる香りを兼ね備えた、甘み、苦み、渋みの調和がとれた味わい。また、環境モデル都市・水俣として、人にも環境にもやさしいお茶づくりをと有機栽培にも積極的に取り組んでいます。
うま味や甘味を感じられる品種や香りに特徴のある品種、今では希少な在来種など多彩な味・香りを楽しめます
☆おすすめの飲み方 温
協力・監修:熊本県福岡事務所
■宮崎県
温暖な気候で育てられる、希少な「釜炒り茶」
温暖な気候で、県内全域で茶の生産が行われる宮崎県。中でも日本の緑茶の1%以下と希少性の高い「釜炒り茶」の生産量は、日本一(2019年度種別生産実績)。宮崎の「釜炒り茶」は、中国・朝鮮半島を経て1600年ごろ伝来。香りや味、見た目、色において厳しい審査に合格したものは、「釜炒り茶」の王様「釜王」として「みやざきブランド」に認証されています。
爽快な味わいの「釜炒り茶」。新茶シーズンを迎える初夏からは、水出しで飲むのがおすすめ。また、近年は宮崎県オリジナルの「新香味茶」など新しいお茶の開発も
☆おすすめの飲み方 冷
協力・監修:宮崎県 福岡事務所