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【ぐらんざ人】博多座4月公演 『魔界転生』俳優・歌手 小池徹平

【ぐらんざ人】博多座4月公演 『魔界転生』俳優・歌手 小池徹平


2年ぶりによみがえる『魔界転生』の舞台

 山田風太郎の小説『魔界転生』。これまで何度となく映画化、舞台化され多くのファンを持つ本作が、2年ぶりに博多座の舞台によみがえります。

 物語の始まりは、徳川幕府によるキリシタン弾圧のため10万人の信者が惨殺された島原から。乱の首謀者である天草四郎は、魔界の力を借りて島原によみがえり、怒りと憎しみに燃え、幕府への復讐(ふくしゅう)を誓います。四郎は「魔界転生」という妖術で、宮本武蔵や柳生宗矩などの剣豪たちを次々とよみがえらせ、幕府滅亡を画策。これら魔界衆に柳生十兵衛を中心とする幕府方が立ち向かい…。

 主役の柳生十兵衛役は前回に引き続き上川隆也さんが、そして十兵衛の最大の敵である天草四郎役は本作初出演となる小池徹平さんがつとめます。公演に先立ち、小池さんにお話を伺いました。

 「出演が決定して、前回の舞台を映像で観させていただきました。見応えがありましたね。僕が演じる天草四郎は前回、(溝端)淳平が演じた役で、どんな風にやるんだろうと見ていたら、フライングしたり、アクションもあったりで大変そうでした。実際に『魔界転生』のような出来事が起こったわけではもちろんないけれど、違和感なくスッと入っていける不思議な魅力のある作品ですね。それに、すごく新しいものという印象もあります。時代劇風の設定ではあるんですけど、プロジェクションマッピングだとか現代の技術と融合していて、プラスとプラスの相乗効果。そういう新しい作品に参加させていただく気持ちです」

敵役とは言い切れない天草四郎の魅力

 小池さんが演じる天草四郎は、主役である十兵衛の敵(かたき)役。けれども、それだけではない魅力があると言います。

 「四郎はこの世に対する未練があると思うんですよね。敵役ではあるんですけど、見方によってはほんとに敵なのか分んないなと。お姉さんに対してだったり家族に対しての思いが強かったりだとか、人間味があると思います。それに四郎は魔界からよみがえったファンタジックな存在じゃないですか。それが悲しく見えたり、怖く見えたり。そういう細かな部分を表現したい。ただ敵役ですってだけじゃないぞということを皆さんにも感じてもらいたいですね」

上川隆也さんと初共演 心に触れる主役の魅力

 主演の上川さんとは初共演。早く会いたい、と小池さんは言います。

  「以前、別の舞台に出演したときに、上川さんが観に来てくださったんですよ。それだけでもありがたいのに、楽屋にまであいさつに来ていただいて。本当はこちらから伺わなければならないのに、わざわざ来てくださった。器の大きさ、物腰の柔らかさ、そういうものを全て持っていらっしゃる方だと思います。相手役が変わるだけでお芝居の空気感も変わるでしょうから、今回の『魔界転生』でどういうお芝居を一緒にできるか楽しみにしています」

 また、上川さんが演じる柳生十兵衛の魅力をこうも語ります。

 「あの適当さというか、ひょうひょうさというか。本性を見せないところが格好いいですよ。でも、やるときはやる、本当に大切に思っていることは大切にする。そういうところが好きですね。ずっと必死で『大丈夫か!?』って熱い人よりも、普段は軽く『大丈夫だよ、大丈夫だよ』とか言っておきながら、いざというときは助けてくれる。そういう人は心に触れるというか、魅力的なキャラクターだと感じていて、上川さんが演じる十兵衛がとても好きですね」

初日を目指して 不安に打ち勝つ

 コロナ禍の中、いつもとは違う緊張感で稽古や本番を迎える本公演。小池さんはどのように感じているのでしょうか。

 「もちろん不安があるに決まっています。稽古自体がどう行われるのだろうとか。出演者が全員同じ部屋に入るのか、そのとき稽古を行うシーンの出演者だけでやるのかなどで、現場の雰囲気も違うじゃないですか。それに殺陣の稽古で動き回るのにマスクをしていると思うので、相当きついと思います。体力的な部分も、精神的な部分でも心配ではありますよね」

 そんな不安になる心を支えてくれるのは、初日だと力強く言葉を続けます。

 「まず初日を目指して。そこから千穐楽が見えてくるかと思います。みんな色んなストレスを抱えながらやるだろうし、それを乗り越えたからこその初日の喜びを絶対かなえたいという思いがすごく強いです。いつもの舞台とは全然違いますね。ワクワクよりも頑張らないと、という気持ちです」

 最後に博多座公演についてのメッセージを頂きました。

  「博多座はほんとに大好きな劇場です。まず音響がすごく好きで、それにお客様がとても温かいんですよ。皆さんが安心して楽しんで来ていただけるように、コロナ感染症対策はしっかり行い、僕らはやるべきことをやります。観劇は劇場でしか味わえない非日常の体験だと思います。その刺激ってこの世の中にとって大事なことだと思います。来ていただいた方には『やっぱり劇場っていいよね』と感じてもらいたいですね。博多に行ける日を楽しみにしていますし、早く皆さんにお会いしたいです。そのために頑張ります」


山﨑智子=文
text:Tomoko Yamasaki

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